栃木県宇都宮市のお客様からアイバニーズのギター『デストロイヤー II』をお譲りいただきました。良盤ディスクのご利用誠にありがとうごいました。
今回お譲りいただいたことを機に、エクスプローラーモデルについて考察してみたいと思います。
Ibanez のギター『Destroyer Ⅱ』はギブソンのエクスプローラーモデルのコピーとして1982年に発売されました。しかしオリジナルとは違うアプローチで商品展開されました。
デフ・レパードのフィル・コリンが使っていたことから人気が出たんですよね。
エクスプローラーモデルは変形ギターの代表です。奇妙な形ではありますが、ステージ映えするので80年代はこのモデルを使うギタリストは多かったですね。
個人的にエクスプローラーモデルを愛用しているギタリストの印象は、イギリスのロックバンド『モーターヘッド』のフィル・キャンベルや、日本のヘヴィ・メタル・バンド『ラウドネス』の高崎晃などを思い出します。
今回お譲りいただいた『Destroyer II』はとても綺麗でした。
エクスプローラーモデルの音の特徴は、サスティン(音の伸び)が増強されるという音響的なメリットがあります。これはエレキギターのなかでも最大の面積を持っているために現れる特徴です。
また、DiMarzio製のハムバッカーも中低域にも特徴を持っています。この個体は大変状態も良かったので激しいロックはお手の物!だと思います。
その個性的なルックスから、ハードロックやヘビーメタルにも似合いますね。ボディの面積も大きいのでステッカーやーペイントでデコっているギタリストも多かったです。
コントロールは2ヴォリューム&1トーンと定番。トレモロは当然ございません。これはボディが薄いからだよ!と軽音の先輩が言っていたのを今思い出しました。
また、ボディとネックの取り付け部分が他のモデルと違いました。ネックが長いのです。ちょうど20フレットあたりで接合されていますね(通常は16~18)これによって最終フレットまでスムーズに指が届きました。高音のギターソロにはもってこいな印象でした。
最後に独特な形ではありますが、意外に座って弾くのにちょうどいい形だと思いました。
特徴のTOMブリッジは調整がしやすそうで好感を持てます。
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