全世界で千万枚以上のセールスを記録し「グラミー賞」で6冠に輝いたアルバム。日本でも当然ヒットしました。
このアルバムには後にTOTOのキラーチューンとなるロザーナやアフリカ、I Won’t Hold You Backなど珠玉の名曲が収録されてます。今聴いても古臭さを感じないサウンドです。
メンバーはもともと凄腕のスタジオミュージシャンばかりでテクニックは抜群!しかも高い音楽センスを持ち合わせているのだからヒットも頷けます。
ちなみにジャケットのリングと剣のイラストはTOTOの初期アルバムの象徴となっています。この二つのアイテムが必ず入っており個人的に精悍で好きなデザインです。
実はわたしがこのアルバムを聴く時、特にリーダーであるドラムのジェフポーカロのドラムテクニックに注目してしまいます。
彼は「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」において37位になるほどのテクニシャンです。しかも多くのアーティストの名曲には顔を出しています(マイケルジャクソン、ポールマッカートニーなど)。
そんな天才ドラマーのテクニックは一曲目のスタートから耳にすることができますのでどうぞ注目してください
彼が編み出した「ハーフタイム・シャッフル」というスイングしたリズムは注目に値します、、
「ロザーナ」の出だしのハイハットの「チタチ・チタチ・チタチ・・・」の箇所です。
ドラムをかじったことがある方ならハイハットシャッフルの難しさは知ってると思います一拍に三連符を刻む難しさを、、リズム感覚が身についていないと途端に汚い16ビートになってしまいます、、
と、ここまでドラムの評価ばかりになってしまいましたがギターのスティーブルカサーの甘い歌声なくしてTOTOのヒットはなかったかもしれません。バラード曲のI Won’t Hold You Backでは切ない感じを出しつつ泣きのギターでさらに情緒を表現する程芸達者なアーティストでした。
他にも聞き所が多いアルバムですが、どの楽器に耳を傾けても一級品のサウンドに満足感得られるアルバムとなっています。ぜひ皆さんも一聴してくださいね。