
今回お譲りいただいたのは、スラッシュがヴェルヴェット・リヴォルヴァーでの来日時に所持していたレスポール・カスタム!
この度は良盤ディスクをご利用いただき、誠にありがとうございます。
スラッシュといえば、ガンズ・アンド・ローゼス(以下G&R)のギタリストとしてよく知られていますね。
ここでアレコレと解説するまでもなく偉大なロック・ギタリストのひとりです。

そのスラッシュが1996年にG&Rを脱退し、2004年に元G&Rのメンバーだったダフ・マッケイガン、マット・ソーラムに、ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランド、デイヴ・ナヴァロ・バンドのデイヴ・クシュナーの5人で結成したバンドがヴェルヴェット・リヴォルヴァー(以下VR)です。

VRはファーストアルバム『コントラバンド(Contraband)』で全米・全英ともにビルボード初登場1位を獲得し、シングルの「スリザー(Slither)」は、第47回グラミー賞ベスト・ハード・ロック・パフォーマンス部門を受賞しました。
ヴォーカルのウェイランドが2008年に脱退したため、活動期間は短かったものの、スーパーグループと呼ぶにふさわしい存在だったといえるでしょう。
2005年には来日公演もしており、今回お譲りいただいたのはスラッシュがツアー機材ではなく、手荷物(楽屋やホテルなどで自由に使うもの)として持ち込んだレスポール・カスタムです。
スラッシュといえばレスポール・スタンダードのイメージが強いですが、ツアー機材でレスポール・カスタムを並べていることもありますし、なんといっても膨大なギター・コレクションを所有していますから、ステージやレコーディング以外で使うギターには幅があるのでしょうね。

ハードケースには持ち込んだときそのまま、空港やホテルのタグが残っています!
そういえば、VRの初演は名古屋からでしたね。

ブラック・ビューティ!
レス・ポール氏から「タキシードのようなブラックのギター」というリクエストを受けて開発されただけあって、カスタムを代表するカラーリングです。
では、この個体の特徴を見ていきましょう。

まずはヘッド裏のシリアルを確認してみます。
ナンバーは8ケタで[90835673]です。95年の第83日、673番目にナッシュビル工場で製造されたものです。
シリアルナンバーで製造の年月日だけでなく、工場も特定できるのはなかなか面白いシステムですよね。
くわしい判読方法は割愛しますが、丁寧に解説しているサイトは楽器店以外にも多くあります。
ご興味のある方は検索してみると、新しい世界(沼ともいう)が垣間見られますよ。

ピックガードに入れられたサイン「Slash 2K5」。
スラッシュのサインは時に荒っぽいときがありますが(笑)、これはけっこう丁寧に書いてある部類なんじゃないでしょうか。
ピックアップはフロントに「490R」、

リアに「498T」、ペグはグローヴァー製と、オリジナルのまま使われていたようです。

なお、チューニングはレギュラーの半音下げ(E♭, A♭, D♭, G♭, B♭, E♭)でした。


ピックアップセレクターには何も加工されていませんでしたが、取り付け角度に若干の変更があります。
その際に締めこみ過ぎたのか、カバーのビス穴周辺には軽くクラックが入っています。

コントロールキャビティのカバーにも丁寧にサインが入れられています。スラッシュのサービス精神が感じられます。
スカルマークがあればもっとよかったナァ…というのは贅沢でしょうか(描くのがちょっと面倒…みたいな話をしていたことがあるそうで)。

キャビティ内のポット類もオリジナルのまま。配線やハンダ作業は…アメリカンですよね(婉曲表現)。
操作時のガリもなく、演奏時のストレスはないでしょう。

ネックに捻じれや反りはなく、ほぼまっすぐ。
フレットもあまり減っておらず、特定ポジションの摩耗もありません。60sスタイルの細身のグリップで演奏性も良好です。

変更があったのはブリッジサドル。
オリジナルの金属製から樹脂製のものになっています。レスポール・カスタムの硬質でシャープなサウンドをややウォームなものに変化させたかったのでしょう。
長いビスの間にあるサドルを抜くのはけっこう面倒なので(実際の作業は本人でなくテックがやるにしても)、スラッシュが音にこだわる人であることがうかがえるポイントです。

めちゃくちゃ細かいところでは、ストラップピンも他社製のものに交換されていました。
レスポールで絶対に気にされる重量は4.3kg。やや重いともいえますし、標準的ともいえる絶妙なところです。
確実なのはこの重さがあるからこそレスポールのサウンドが生まれるということですね。
…と、ここまで紹介してきましたが、これだけでは本当にスラッシュが持ってきたものかどうか確証がもてませんよね?
ほどよい年式のブラック・ビューティにサインしてもらったんじゃないかともいえますよね?
じつは、あるんです。確証になるものが。

それがコチラ!今回紹介しているギターをスラッシュが楽屋で手にしているときの写真です。
ピックアップやテールピースの変色加減(ブリッジサドルもよく見ると…!! 笑)から、まぎれもなく同一の個体であることがわかります。
※販売時にはこの写真データが収録されたCD-Rも付属します。



さらに、ツアー時のセット・リストやカスタム・ピック(きちんと「JAPAN TOUR」と印刷されているのがうれしい)、パスといったアイテムもセットになっています。
ワーキングパスは日付が名古屋公演のもので、しかも未使用!
ここまで状況証拠がそろっているのは驚異的です。
ジミ・ヘンドリクスやエリック・クラプトン、ジェフ・ベックやエディ・ヴァン・ヘイレンといったギター・レジェンドの機材がすさまじく高額になっていることはニュースでご覧になっている方も多いでしょう。
ちなみに、2026年4月30日に海外のプロップストア・オークションで落札されたG&Rのリユニオン・ツアー「Not in This Lifetime … Tour」でスラッシュが使用したレスポールは233,100ポンド(約5000万円)で落札されています。
このレスポールはレコーディングやPV撮影、ライヴなどで使用されたものではありませんが、スラッシュのメモラビリアとしてとても貴重なピースであることは間違いありません。
お譲りくださった方からは、
「いろいろとよい巡りあわせがあってこのギターを入手したけれど、じつは自分の友人にも買ったことを内緒にしていました(笑)。それぐらい、大切にしてきたんです。この価値をわかって、熱意をかけられる人に引き継いでもらえたら…」
とお話をうかがっています。
ご自身で演奏することもほぼなく、弦の交換もせずに、スラッシュの手を離れたときのままのコンディションを保っているとのこと。
スラッシュがオフのときにこのレスポール・カスタムでどんな音を奏でていたのか、それはこのギターを手にした人だけが確かめられる特権です。
【お知らせ】
このレスポール・カスタム、提携店のBEEP秋葉原店で特別展示します!
2026年の5月14日(木)から5月17日(日)まで、4日間限定です。
お店が移転の都合で18日からしばらく営業できなくなっちゃうからなんですが…(苦笑)。
レトロゲーム専門ショップにスラッシュのギターとはなんとも異質な組み合わせですが、ほかのG&R関連のスペシャルなアイテムもお披露目できるハズなので、ぜひお立ち寄りください!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
良盤ディスクではヴェルヴェット・リヴォルヴァーやガンズ・アンド・ローゼスなどの、海外HR・HMバンドのグッズはもちろん、
様々なアーティスト・バンドのグッズや楽器の買取をお待ちしております!
お困りの場合は、ぜひ良盤ディスクへご相談ください!
まずは無料のお見積りだけでも大歓迎です!