演奏会用 琴 を千葉県柏市のお客様よりお譲りいただきました!
今回は琴を紹介していきたいと思います。
琴とは、日本の伝統楽器です。
正しくは「お箏」ですが近年は「琴」の字を当てて、箏を表すことも多くなっています。
基本的には柱があるものが「箏」、無いものが「琴」となっているため「箏」と「琴」は本来別の楽器という事になります。
箏には弾き方や爪の形が異なる流派が存在しており「生田流」「山田流」とそれぞれ呼ばれています。
筝が一般的に普及したのは江戸時代後期~明治時代だそうですが、本来の琴は古くから日本に存在しており、呪術用の楽器として使用された形跡があります。
最近は小学校や中学校の音楽の授業で体験することも増え、ヒット曲が箏の優しくもあり重厚な音色によって情緒豊かにカバーされていたり、人気アーティストの楽曲に取り入れられたりしてして和のエッセンスが加えられたりと現在ではポピュラーな楽器となっています。
今回お譲り頂きました筝は綾杉彫となっています。裏穴から内部の彫り細工を確認する事ができます。
筝の彫りには練習用で多く用いられる「すだれ彫り」、演奏会で多く用いられる「綾杉彫り」、綾杉彫りを2重にした「子持ち綾杉彫り」、最も複雑で美しく希少性の高い「麻型彫り」があり、複雑になるほど高級度が上がります。
こちらのお琴の内側は一般的な物より一段上『子持綾杉彫』
— 箏三絃なかにし (@koto3gen) April 15, 2022
で、裏板も柾目材を使用しております。
柏葉部分は紅木透かし影巻きの玉縁、四分六も紅木玉縁
となっております。竜舌は紅木です。
付属品は琴糸(常盤ゴールド)、琴柱(白象玉龍)、鳥居台、譜面台、琴カバーが付いております。 pic.twitter.com/h68EbUqTEz
【流】和楽器 希少麻型彫琴 象牙竜舌彫金口前 象牙琴柱 ID https://t.co/SizGe99dOb pic.twitter.com/Wdmt7eQiLb
— 和楽器オークション (@japan_gakki) March 25, 2016
ヤフオクでお琴を購入する際の確認ポイント!
— hammer1512 (@hammer1512) July 28, 2016
お琴のグレードを確認する。その3
3.音穴で判断する
縦に彫ってあるのが、すだれ彫り
ジグザグに彫ってあるのが、綾杉彫りで、音が良く響くとされています。 pic.twitter.com/v0UMV8U7FN
筝の演奏する側の先端部分は、「龍頭」という龍の頭に見立てた名称が付いています。
また、絃を通している穴の部分を「龍眼」、絃を支えている部分を「龍角」と名称が付いています。
演奏者から見て右端の側面にある大きな舌の形の断面部分は「龍舌」と呼ばれ、この「龍舌」普段は「口前」という専用カバーを付けて保護しますが、演奏会の本番では口前袋を外して演奏します。
龍舌に絵、家紋、文字などが入っているものは凝っているほど希少性が高くなります。
また、絃を支えている部分が「雲角」、演奏する側の反対部分は「龍尾」、胴の上面は「龍甲」、裏面は「龍腹」、側面は「磯」の名称となっていて箏の各部の名称は龍例えた名称が付けられているのが特徴です。
筝には演奏会用として使われている「くり甲」とお稽古用として使われている「並甲」があります。「磯」磯を見ると違いが分かります。
「並甲」 は本体の木をくり抜いた後、その上に裏板を貼付けているため磯の部分に継ぎ目が入っています。一方で「くり甲」は一つの桐の木がくり抜かれ、木の側面部分の内側を45度に切り、そこに裏板をきちんとはめ込む様に作られている為継ぎ目がなく滑らかな見た目となっています。
僕はたまに楽器も扱うんですが「琴」も結構アツイです。「くり甲」「並甲」と言って板の合わせ目が見えない「くり甲」は高値だったりします。見つけたらよく見ておくといいですよ(*´ω`) pic.twitter.com/JUE51Jyetb
— エノキン@貯金300万でセミリタイア (@enokin_s) April 20, 2022
この様に様々な部位があって筝の綺麗な音色が奏でられています。
琴の紹介は以上です。最後までご覧くださりありがとうございました!
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