50年の歩みを支えた!ロック界のレジェンド・KISSのメンバーを紹介

KISS01
https://nme-jp.com/news/103851/
このエントリーをはてなブックマークに追加

皆さんはロックバンド『KISSキッス』を知っていますか?
KISSは1973年から2023年まで活動していたアメリカのロックバンドで、50年に渡り「ロック界のレジェンド」として活躍してきました。

顔を白く塗った奇抜なメイクと衣装は、1度見たら忘れらないビジュアルですよね。
日本にも何度か上陸し、音楽番組にも出演していたので、「テレビで見たことある!」という方も多いのではないでしょうか。

本記事ではKISSの活動終了まで在籍していた4人のメンバーや、バンドの歩みを紹介します。
この記事を読めば、KISSの魅力を理解できること間違いなしです!

KISSとはどんなバンド?

KISS02
https://www.barks.jp/news/?id=1000176221

KISSキッス』は、1973年にアメリカで結成されたハードロックバンドです。
「コープス・ペイント」と呼ばれる白塗りメイクと、花火やスモークを使ったド派手なライブパフォーマンスで知られています。

KISS05
https://www.musiclifeclub.com/news/20181112_01.html

KISSは1974年に『キッス・ファースト 地獄からの使者』でレコードデビュー。
デビュー後はライブツアーやテレビ出演を重ねて実力をつけ、1975年発売の3rdアルバム『地獄への接吻』を機にブレイクを果たします。

その後、1976年にリリースしたアルバム『地獄の軍団』は※プラチナディスクを獲得し、一気に人気バンドへと成長。
2014年には「ロックの殿堂」入りを果たし、作品の売り上げは1億1000万枚を記録しました。

※全米で100万枚以上の売上を記録したアルバムに贈られる賞

KISS07
https://www.universal-music.co.jp/kiss/news/2022-12-01/

順調に活動を続けていた中、2018年に最後のツアー『END OF THE ROAD WORLD TOUR』を開催することを発表。
発表から4年後の2023年12月1日~2日にニューヨークで最終公演を行い、活動に終止符を打ちました。

KISSのメンバー4人を紹介~白塗りメイクの意味は?~

KISS03
https://rockinon.com/news/detail/141527

KISSのメンバー(左から順に)

ボーカル、ベース:ジーン・シモンズ

ボーカル、リードギター:トミー・セイヤー

ボーカル、ドラムス:エリック・シンガー

ボーカル、リズムギター:ポール・スタンレー

KISSのメンバーは入れ替わりが多いですが、本記事では主に活躍した4人を紹介します。
バンドの特徴である白塗りメイクは『ペルソナ』と呼ばれ、「王子」「悪魔」などの設定が割り振られています。

メンバー4人のプロフィールと、それぞれの『ペルソナ』を見ていきましょう。

ポール・スタンレー(ボーカル、リズムギター)

ポール・スタンレー
https://www.tvgroove.com/?p=112550

担当:ボーカル、リズムギター
ペルソナ:スター・チャイルド(星の王子)
生年月日:1952年1月20日
出身地:ニューヨーク

ポール・スタンレーは、結成時から在籍していたKISSのオリジナルメンバーです。
ペルソナは『スター・チャイルド』で、「右目の黒い星から光線を放つ」という設定です。

https://youtu.be/fTqLf1A-Q-4?si=Vl33hE71vr-AKaEg

ポールはKISSの代表曲『デトロイト・ロック・シティ』『ラヴ・ガン』などの作詞・作曲を担当しています。
バンドのヒット曲のほとんどは、ポールが手掛けたものだそうです。

活動停止までKISSの音楽を支えた、バンドのフロントマンとして知られています。

ジーン・シモンズ(ボーカル、ベース)

ジーン・シモンズ
https://nme-jp.com/news/120882/

担当:ボーカル、ベース
ペルソナ:デーモン(悪魔)
生年月日:1949年8月25日
出身地:イスラエル

ジーン・シモンズは、ポール・スタンレーと共にKISSを結成した「バンドの創始者」です。
KISSのボーカル、ベースに加えて、作詞・作曲も担当しています。

https://youtu.be/8Z-h7Hh7l9E?si=e0lUmk-Ouxf686R-

ジーンのペルソナは、地獄から来た悪魔『デーモン』です。
必殺技は火吹きと吐血で、ライブでは口から火や血を吐く過激なパフォーマンスを披露。

KISSの特徴である『コープス・ペイントの考案者でもあり、バンドの派手な演出に影響を与えた人物として知られています。

エリック・シンガー(ボーカル、ドラムス)

エリック・シンガー
https://www.barks.jp/news/?id=1000171766

担当:ボーカル、ドラムス
ペルソナ:キャットマン(猫の怪人)
生年月日:1958年5月12日
出身地:クリーブランド

エリック・シンガーは、1991年に加入したアメリカ出身のドラマーです。
同年に亡くなったエリック・カーの後任として、KISSに参加しました。

ペルソナは『キャットマン』であり、初代ドラマーであるピーター・クリスのメイクを引き継いでいます。

https://youtu.be/uDWJXqU75z4?si=bCFwezrS-5OZR35W
https://youtu.be/VHz2tIsB5hY?si=IULKp_Gfh-TMoquj

エリックの演奏は、パワフルなサウンドを高速で奏でるパフォーマンスが特徴です。
ボーカリストとしてのスキルも高く、カバー曲『Heaven』ではクリーンな歌声を披露しています。

KISS以外にも『ブライアン・メイ』『アリス・クーパー』といった有名なミュージシャンとも共演し、ハードロック・ヘヴィメタルを支える存在として活躍しています。

トミー・セイヤー(ボーカル、リードギター)

トミー・セイヤー
https://www.barks.jp/news/?id=1000175657

担当:ボーカル、リードギター
ペルソナ:スペースマン(宇宙人)
生年月日:1960年11月7日
出身地:ポートランド

トミー・セイヤーは、2002年に加入したKISSの5代目ギタリストです。
以前はハードロックバンド『ブラック・アンド・ブルー』のメンバーとして活動し、バンド解散後の1989年からスタッフとしてKISSに参加。

裏方業務やギターの代役を経て、2002年に正式メンバーとなりました。

https://youtu.be/IRrl0Z7BUFY?si=7An4KPTxJ2HqS98A

トミーは加入前から、「KISSの大ファン」であること公表していました。
加入後は裏方としての経験を活かし、「楽曲制作に参加」「ファンの意見をメンバーに伝える」などの役割を担っています。

リードギターのポールも「KISSとしてどうするべきか迷った時は、トミーに意見を聞く事にしている」と語っているため、KISSの立役者として大きく貢献していることが分かります。

1度は素顔を公開?KISSメンバーの意外なエピソード

KISS06
https://tokyoroxx.com/category/band/k/kiss/

活動開始から50年に渡り、ハードロック・ヘヴィメタルファンを魅了してきたKISS。
そんなKISSには「一時期はメイクを落として活動」「メンバーの入れ替わりが多い」など、多くのエピソードが残っています。

ここでは、KISSのメンバーに関するエピソードを3つ紹介します。

白塗りメイクの元ネタは「歌舞伎」

地獄からの脱出
https://www.universal-music.co.jp/kiss/products/uicy-25026/

KISSのトレードマークである白塗りメイクは、日本の「歌舞伎」を基にしたものです。
特にジーン・シモンズが歌舞伎の大ファンであり、7thアルバム『地獄からの脱出』のジャケットには歌舞伎役者を思わせる表情が採用されています。(写真右上)

KISS04
https://nme-jp.com/news/61364/

このメイクは見た目の奇抜さではなく、「メンバーのキャラクター」を表現するために行ったそうです。
個性を際立たせる派手なメイクが注目を集め、バンドの人気につながったといえるでしょう。

ノーメイクで活動していた時期があった

https://youtu.be/Gcj34XixuYg?si=7O2uss6naqhpptaO

KISSにはメイクなしで活動していた「ノーメイク時代」がありました。
1983年にリリースされたアルバム『Lick It Up(地獄の回想)』で初めて素顔を公開。

デビュー以来素顔を明かしていなかったため、多くのファンに衝撃を与えました。

https://youtu.be/BlRS7j8lK24?si=pu3r0b_h3yg1NAu2

ノーメイクでの活動は「一時的な方向転換」として行われ、1996年まで継続。
同年に開催された『Alive/Worldwide Tour』から、おなじみの白塗りメイクが復活しました。

インパクトは控えめですが、メンバー全員がキレイな顔立ちをしていることは間違いないですね。

メンバーの入れ替わりは「11回」

KISS08
https://gadget.phileweb.com/post-62314/

KISSは「メンバーの入れ替わりが多い」バンドとして知られています。
ジーン・シモンズによると、「KISSのメンバー交代は11回ある」とのこと。

結成時から在籍しているのはジーンとポールのみで、それ以外のメンバーは何度も変わってきました。

https://youtu.be/ufcpyF_Yrsc?si=iYm6WJ23ZeNZ5foI

メンバーの変遷は、1980年のピーター・クリス脱退から始まりました。
現在の体制に至るまで、リードギターは5回、ドラムスは3回入れ替わっています。

紆余曲折を経ながらも、KISSは「ロック界のレジェンド」として活動を続けてきたのです。

世界一熱いバンド!KISSのおすすめ曲5選

KISS09
https://realsound.jp/2023/04/post-1299972.html

ここからは、皆さんに聴いて欲しいKISSのおすすめ曲を紹介します。
本記事では「ライブで演奏されることが多い」「ファンからの人気が高い」曲を5つ選びました。

各楽曲のMVやライブ映像も載せているので、気になった曲があればぜひご覧ください。

Deuce(ジュース)

https://youtu.be/gvUV0fGrwYo?si=ZQI91edxWjupVzNI

リリース日:1974年2月8日
収録アルバム:KISS(キッス・ファースト 地獄からの使者)

『ジュース』は、1974年2月8日にリリースされた1stアルバム『キッス・ファースト 地獄からの使者』に収録された曲です。
デビュー初期のライブでは、OP曲としてよく演奏されていました。

本作は「重低音が鳴り響く攻撃的なサウンド」が特徴です。
一定のテンポで奏でられるギターとドラムの音は、思わず足踏みをしたくなるリズムを作り出しています。

ポールとジーンの訴えかけるような力強い歌声も印象的で、KISSのエネルギッシュさを存分に感じられる曲です。

Rock And Roll All Nite(ロックンロール・オールナイト)

https://youtu.be/EFMD7Usflbg?si=u9kwHKXlnlRiHw8b

リリース日:1975年4月2日
収録アルバム:Dressed to Kill(地獄への接吻)

『ロックンロール・オールナイト』は、1975年4月2日にリリースされたシングルです。
当時の全米シングルチャートで12位を記録した作品で、「KISS最大のヒット曲」として知られています。

この曲は、KISSの中でも特にテンションが上がる、アップテンポなロックナンバーです。
サビ終わりの「I wanna rock and roll all night」ではメンバーとファンが一体となり、リズムに合わせて手拍子を打ちながら盛り上がります。

キャッチーでポップなサウンドは、発売から現在に至るまで多くのファンに愛され続けています。

Detroit Rock City(デトロイト・ロック・シティ)

https://youtu.be/WxNvdQCbLco?si=Mby4aUWXixtYBzdo

リリース日:1976年7月28日
収録アルバム:Destroyer(地獄の軍団)

『デトロイト・ロック・シティ』は、1976年7月28日にリリースされたシングルです。
『ロックンロール・オールナイト』と並ぶKISSの人気曲であり、ほぼすべてのライブで演奏されました。

この曲のポイントは「間奏のギターソロ」です。
ポールとトミーの2人が奏でる美しいハモリは、1度聞いたら頭から離れなくなること間違いなし。

ファンからの人気も高い名曲で、KISSの曲を初めて聞く人にもおすすめです。

Love Gun(ラヴ・ガン)

https://youtu.be/nrwo6ZXy4kM?si=7viWobJzxKFUcmHq

リリース日:1977年6月30日
収録アルバム:Love Gun(ラヴ・ガン)

『ラヴ・ガン』は、1977年6月30日にリリースされた曲です。
同名のアルバムの表題曲として発表され、すべてのツアーで演奏されました。

イントロはドラムの連打と、ギターの勢いあるサウンドから始まります。
サビではタイトルの「Love gun」が繰り返され、ポールの力強い歌声が響き渡ります。

ポールが「代表的な5曲の1つに入る」と言うように、今でも人気の高い1曲です。

I Was Made For Lovin’ You(ラヴィン・ユー・ベイビー)

https://youtu.be/ZhIsAZO5gl0?si=SHLT3sjthYB7opjb

リリース日:1979年5月20日
収録アルバム:Dynasty(地獄からの脱出)

『ラヴィン・ユー・ベイビー』は、1979年5月20日にリリースされたシングルです。
同年5月23日に発売されたアルバム『地獄からの脱出』の先行シングルとして発売されました。

本作はKISSのこれまでの曲とは全く違う、ディスコ調のリズミカルなビートが特徴です。
ボーカルの裏で響くベースの低音が心地よく、自然と体が動き出すリズムを生み出しています。

後に西城秀樹やWinkがカバー曲を発表するなど、日本でも親しまれた曲の1つとなりました。

KISSは永遠に生きる!メンバー引退後の動きについて

KISS10
https://iflyer.tv/article/2022/12/27/kiss-final-2023/

長年にわたり「ロック界のレジェンド」として活動を続けてきたKISSは、2018年にバンド活動の停止を発表。

引退理由について、ベーシストのジーン・シモンズは「“最高”の状態のままステージを去るため」と語っています。

最後までファンのことを思い、「最高」の状態でステージを去ったKISS。
ここでは、KISSのラストライブ『End of the Road』と、今後の展開について解説します。

50年の活動に幕を閉じた『End of the Road』

https://youtu.be/jXaTUzqJQbE?si=5ZaotsgZVyQoq4k6

KISSは2019年から、最後のワールドツアー『END OF THE ROAD WORLD TOUR』を開始。
最終公演は2021年7月を予定していましたが、コロナ禍の影響で開催は2022年以降に延期しました。

https://youtu.be/U0rVHeaAkcc?si=4gajaksulOQVblxW

その後、2023年3月に最終公演『End of the Road』を、12月1日と2日に行うことを発表。
ライブは予定通りに開催され、会場の『マディソン・スクエア・ガーデン』には約2万人のファンが集結しました。

最後は代表曲『ロックンロール・オールナイト』を歌い、50年の活動を締めくくりました。

今後は3Dアバターとして活動

KISS11
https://www.techno-edge.net/article/2023/12/04/2385.html

KISSはラストライブの終了後、今後は3Dアバターとして活動することを発表しました。
メンバーをデジタル化することで、「不老不死となってバンド活動を続ける」とのこと。

https://youtu.be/Yl5PGoy5X6g?si=zsKo_9wbJPLTwkW2

公式YouTubeには、メンバー4人がモーションアクターとして演奏する様子が公開されています。

「永遠の命を手に入れた」KISSはどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。これからの活動が楽しみです!


最後までご覧いただきありがとうございました。

良盤ディスクでは、KISSをはじめとしたハードロック・ヘヴィメタルグッズの買取を行っております!
豊富な知識を持つ専門スタッフが、CDやDVD、雑誌などのあらゆるバンドグッズを積極的に買取いたします。

写真を送るだけのLINE査定も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください!
お客様からのご依頼をお待ちしております!

このエントリーをはてなブックマークに追加
整理や卒業を考えているメタルグッズはございませんか?
ジャパメタグッズ買取

「ファン卒業」「引っ越しや掃除で出てきた」「ライブや他グッズ購入の資金にしたい」などなど…
さまざまな理由によって手放すことを検討されている方は、ぜひ良盤ディスクにご相談ください。
減額0円の事前見積り保証で安心・納得の上お売りいただけます。

タグ
関連記事