エフェクターは音に効果を与える機器で、アンプとギターの間に設置することで、演奏した音に対して電気的に変化を与え、スピーカーから流れる音色を変化させることができる音響機器です。
エフェクターを使うだけで、プロのギタリストみたいな音が出せます!
エフェクターを使うだけで、プロのギタリストみたいな音が出せます!
ギターで使用するエフェクターの中でも種類が豊富でラインナップが多く、最もポピュラーなエフェクターが「オーバードライブ」になります。
そもそも「オーバードライブ」とは、「目一杯入力電圧をかけることで、アンプが限界に達して飽和した際に、出力される音に歪み(ひずみ)が生まれる現象。」の事を言い、この現象を再現して音に変化を与える音響機器がエフェクターです。
様々なメーカーから独自の歪みを追求した製品が多く販売されている超HOTなジャンル
オーバードライブと似ている部分が多く、境界が曖昧なところはありますが、感じとしてはオーバードライブよりも激しくて荒々しい歪みを得る事ができます。
コード感の表現や音の粒立ちは失われますが、ファズのような音程を失うほどの音の潰れはなく、現代的なハードロックやパンクロックに適しています。
オーバードライブよりも以前、エフェクターの極初期からある機器で、ジミ・ヘンドリックスが使用していたことでも有名なエフェクターです。
オーバードライブと比べた感じでは、ファズの方がオーバードライブよりも更に荒々しい印象の音になります。
構造的にはオーバードライブと似ていますが、オーバードライブがICチップ(オペアンプ)なのに対して、ファズはトランジスタを採用しているのが大きな違いです。(そもそもファズが出た60年代にはICチップはありませんでした)
ワウはペダルを踏み込むことでギターの周波数帯を変化させるエフェクターで、オーバードライブのような踏んでスイッチをオンオフさせるのではなく、ペダルの踏み込み幅に連動して変化を起こさせる事ができます。
ペダルを踏んだり戻したりで音に変化が付けられるので、他のエフェクターと組み合わせると色々な音の変化を楽しむことが出来ます。
本当かウソかはわかりませんが、名前の由来はペダルを踏んだり戻したりした際にワ~ウワ~ウと喋っているような変化が起こるからだとか。
世界初のオーバードライブとして世界中で愛用されたOD-1の後継機種にあたるのがこの『OD-3』になります。発売されたのが1997年になるので、登場から25年以上経過がしていますが、その扱いやすさとクセの無い正統派な音で高い人気を誇る1台です。とにかく扱いやすくて汎用性も高いので、とりあえず最初の1台はコレを買っておけば大丈夫って感じの定番エフェクターです。
こちらも定番中の定番と呼ばれる1台で、軽く歪んだクランチサウンドから、きつめなギャリギャリした歪み音まで表現ができる可変域の広い汎用性の高いモデルです。
発売が1995年なので、もうすぐ30年が立ちそうな勢いですが、それだけ人気があるのには理由があるので、ぜひ一度は試してみてもらい定番エフェクターです。
こちらは1970年代に発売されて現在でも愛用者の多い人気のアイバニーズの『TS-9 チューブスクリーマー』です。
レトロな外見の『TS-9』ですが、最近の強めの歪みというよりは、どちらかというと弱めの歪みで中音域が伸びる感じになっているので、オーバードライブ目的と言うよりは、ブースターとして使っている方が多いモデルです。
低価格ながらハイコストパフォーマンスな音響機器を販売されているエフェクツベーカリーさん。見た目だけで即買いしてしまいそうなデザインの製品だらけですが、その中でもバランスが良くて最初の一台としておすすめなのが『あんバターコッペドライブ』になります。 感じとしてはオーバードライブとディストーションのちょうど真ん中的な感じなので、本当にバランスが良くて何にでも使えてしまえそうな感じのエフェクターです。
この『SD-1』もどちらかというと定番モデルではあるのですが、価格的にお手頃なので格安の方に載せてみました。
1981年にリリースされた『SD-1』は往年の名機OD-1の回路を受け継ぎ、トーン調節が追加されたモデルなので、OD-1の後継機と言えば後継機になりますね。
発売から40年が経過した今でも販売が続くロングセラーモデルと言うだけで間違いなく定番中の定番と言って間違いないモデル!
音的には中音域が伸びる感じですが、低音や高音域も削られすぎずにしっかり残っている感じで、歪みもそんなに強くはないのでブースターとしても活躍してくれる万能機です。
最近のエフェクターのような派手さはありませんが、オーバードライブサウンドの原点を感じられるまさに王道の定番モデルです。
激安なのにめちゃくちゃいい音がでるとネットで話題になったのがレヴォルエフェクツの 『NAVY BLUE EOD-01』です。
モードの切り替えスイッチが搭載されているので、歪を効かせたブーストモードと、ナチュラルなクリーンモードを簡単に切り替えることが可能です。 この価格帯の割には歪みもしっかり効いているので、歪んだサウンドが好きな方にはおすすめな一台です。
マルチエフェクター並みの多機能ながら、ペダルボードへの組み込みも容易なコンパクトなサイズ!メインの歪みは12種類で、更にブースターは15種類あるので音作りはかなり楽しめます。
設定を保存できるメモリー機能もあるので、これ一台あれば他には用意しなくても大丈夫な勢いです。
元々発売されていた『Charlie Brown V3』に3バンドのEQツマミが追加されて5コントロールに変更なったモデルが『Charlie Brown V4』になります。(色が茶色から黄色になりました!) V4も過去モデルと同様に「JTM45」のサウンドを再現していて、温かみのあるクラシックロックのトーンが時代を感じさせてくれる1台です。
品詞の高さで人気の国産ハンドメイドメーカー「VEMURAM」の中でも評価の高いのが『Jan Ray』です。音の立ち上がりがよくレスポンスがいいのも評判の良さの一つですが、一番の魅力とも言える上品なトーンと、粘りのある特徴的な倍音が多くの人を魅了しています。
今回はギターをやっている人なら必ず使ったことがあるであろうエフェクターのオーバードライブについてまとめてみました。
一言でオーバードライブと言っても、製品ごとにそれぞれ特長があり、音も異なってきますので、いろいろなエフェクターに触れて自分にあった一台を見つけてみるのも面白いかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。