BAND-MAIDは、2013年に結成された5人組ガールズロックバンドです。
可愛らしい“メイド服”を着たメンバーが、激しい“ハードロック”を演奏するスタイルで知られています。
BAND-MAIDはビジュアルとサウンドの「ギャップ」で、世界中のロックファンから注目を集めています。
初めて写真を見た方は、「何でメイド服を着ているの?」と驚くかもしれません。
この記事ではBAND-MAIDの世界観や、メンバーのプロフィールまで詳しく語っていきます。
「どんなバンドか気になる!」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
結成:2013年(東京)
ギター、ボーカルの小鳩ミクがメイド喫茶での勤務経験を基に「メイド×バンド」を構想し結成
世界観:「可愛いメイド衣装」と「激しいハードロック」の融合
音楽ジャンル:ハードロック・ヘヴィメタル
メンバー:5人(2013年〜現在まで在籍)
小鳩ミク(ギター、ボーカル)
SAIKI(ボーカル)
KANAMI(ギター)
AKANE(ドラム)
MISA(ベース)
BAND-MAIDは、2013年7月に結成された5人組ロックバンドです。
メンバー全員が『メイド服』を身にまとい、見た目とは真逆のハードロックを奏でるのが特徴です。
まずは、BAND-MAIDがどんなバンドなのかを簡単に紹介します。
『BAND-MAID』は、“バンド(band)”と“メイド(maid)”を組み合わせた造語です。
バンド名はギター・ボーカルの小鳩ミクによって名付けられました。
小鳩ミクはバンド結成前、秋葉原のメイド喫茶で働いていました。
当時からバンドをやりたい!と思っていた小鳩ミクは、「バンドとメイドを合わせたら面白いんじゃないか?」と考えます。
そこから“メイド服を着たバンド”をコンセプトに掲げ、バンドのメンバーを集めます。
2013年8月に5人組バンドとして結成され、名前もそのまま『BAND-MAID』と名付けました。
BAND-MAIDは、『メイド喫茶』の世界観を基に活動しています。
メイド服を身にまとい、ライブは「お給仕」、ファンを「ご主人様(男性)「お嬢様(女性)」と呼んでいます。
ライブは「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様。ようこそバンドメイドのお給仕へ!」という、メイド喫茶風のコールから始まります。
MCではメイドの「可愛さ」を出し、演奏は激しいロックで攻めることを心掛けているそうです。
可愛い衣装とハードな演奏の「ギャップ萌え」で、多くのファンを獲得しています。
『BAND-MAID』は、メンバー全員がメイド服を着ているバンドです。
衣装は黒と白が基調ですが、よく見ると5人それぞれデザインが違っています。
結成当時はお揃いのメイド服でしたが、今は「個性を出す」ためにバラバラの衣装を着ているそうです。
メイド服以外にも、黒のワンピースやブラウスを着ているメンバーもいます。
パフォーマンスだけでなく、衣装にも「可愛さ」と「カッコよさ」のギャップが表れていますね。
BAND-MAIDのメンバー(左から順に)
ベース:MISA
ドラム:AKANE
ギター、ボーカル:小鳩ミク
ボーカル:SAIKI
ギター:KANAMI
BAND-MAIDのメンバーは小鳩ミク、SAIKI、KANAMI、AKANE、MISAの5人です。
メンバー全員が高い演奏スキルを持ち、性格や趣味にも「個性」が光っています。
ここでは、BAND-MAIDのメンバー5人の魅力を深掘りしていきます。
担当:ギター、ボーカル、作詞
愛称:小鳩
誕生日:10月21日
出身地:熊本県
小鳩ミクは、BAND-MAIDのギターとボーカル、作詞を担当するメンバーです。
以前はメイド喫茶で働いており、「メイド服でバンドをやる」ことを考えたバンドの発案者でもあります。
名前が『小鳩』であることから、語尾に必ず「~っぽ」を付けて喋ります。
実はギターを始めたのは、BAND-MAIDを結成してからです。
結成当初はボーカル担当でしたが、「ギター2本の方がヘビーなサウンドになる」と考え、ギターも兼任することになったと語っています。
さらに、BAND-MAIDだけでなく、ソロプロジェクト『cluppo』でも楽曲制作を行っています。
バンド界にマルチな才能を発揮する、BAND-MAIDの中心人物です。
担当:ボーカル
愛称:さいちゃん
誕生日:2月8日
出身地:山梨県
SAIKIは2013年8月に加入した、BAND-MAIDのボーカリストです。
以前はソロ歌手として活動しており、小鳩ミクからの誘いを受けてバンドに加入しました。
「メイド服を着て活動する」ことは後から知ったものの、「曲がカッコいいから」という理由で参加したそうです。
SAIKIはエッジの効いた歌声が特徴のボーカリストです。
ボーカル担当の小鳩ミクは、「低めの声質がハードロックに合う」と語っています。
BAND-MAIDではメインボーカルを担当し、低めの声質で激しいサウンドに深みを与えています。
クールなビジュアルと歌声で、BAND-MAIDの「カッコよさ」を引き出しているメンバーです。
担当:ギター、作曲
愛称:かなみんちょ、みんちょ
誕生日:9月28日
出身地:神奈川県
KANAMIはBAND-MAIDのギター、作曲を担当するメンバーです。
加入前はシンガーソングライターとして、ネットに弾き語り動画を投稿していました。
動画を見た小鳩ミクからのスカウトを受け、ギター担当として加入しました。
KANAMIはギターを激しく掻き鳴らすパフォーマンスが特徴です。
おっとりした見た目とは裏腹に、ライブでは細かいギター捌きを披露します。
デビュー当初から作曲も担当していて、BAND-MAIDのほとんどの曲を制作しています。
ギターも作曲も高いレベルでこなすことから、「天才」とも呼ばれています。
担当:ドラム
愛称:あーちゃん
誕生日:12月14日
出身地:兵庫県
AKANEは、BAND-MAIDのドラマー、リーダーを務めるメンバーです。
弾き語りのサポートをしていたKANAMIに誘われ、BAND-MAIDに参加しました。
パンクロックやメロコアが好きで、『マキシマム ザ ホルモン』に憧れてドラムを始めたそうです。
AKANEは、BAND-MAIDの「ヘヴィなサウンド」を支えるドラマーです。
演奏ではツインペダルを愛用し、高速かつ重厚なビートを響かせています。
パワフルなドラミングと巧みな足技で、BAND-MAIDの音楽に迫力と躍動感を与えています。
担当:ベース
愛称:ミサ様、ミサちゃん
誕生日:10月15日
出身地:岡山県
MISAは、BAND-MAIDのベースを担当するメンバーです。
高校時代からベースを始め、BAND-MAIDに加入する前からバンド活動を行っていました。
前のバンドの解散後、専門学校時代の知り合いだったAKANEに声をかけられ、BAND-MAIDに参加しました。
MISAはピック弾きから指弾きまでこなす、幅広いプレイスタイルの持ち主です。
安定感のあるベースサウンドが特徴で、BAND-MAIDのハードな演奏を裏から支えています。
また、大のお酒好きとしても知られていて、ステージには毎回ビールやウイスキーを持ち込むほどです。
ライブ中にウイスキーを飲むこともあり、「お酒を飲む方がいいベースを弾ける」と語っています。
BAND-MAIDは2013年の結成後、見た目と楽曲の「ギャップ」で人気を拡大してきました。
現在は日本のみならず、海外のロックファンも「ギャップ萌え」する方が続出しています。
では、BAND-MAIDはこれまで、どんな活動を行ってきたのでしょうか。
注目を集めた3つのエピソードから、BAND-MAIDの歩みを振り返っていきます。
BAND-MAIDが人気を獲得したきっかけは、アニメの主題歌を多く担当したことです。
『ケンガンアシュラ』『プラチナエンド』『全修。』など、話題のアニメと共にバンドの知名度も上昇していきました。
BAND-MAIDが担当した主題歌は、「アニメに寄り添った歌詞」が魅力です。
歌詞にはストーリーやキャラクターの感情が盛り込まれ、作品の世界観を巧みに表現しています。
ヘヴィで迫力あるサウンドも好評で、中には「曲を聴くためにアニメを見た」というファンもいるほどです。
アニメの世界観と調和したロックサウンドが、多くのファンを惹きつけています。
BAND-MAIDは、海外のロックファンからも人気を得ているバンドです。
海外人気のきっかけは、2015年にYouTubeで公開された『Thrill』のMVでした。
メンバーによれば、ジャパニーズロック専門のラジオ局『Jrock Radio』で楽曲が紹介されたことを機に、海外のロックファンから注目され始めたそうです。
1年後の2016年にはアメリカで初の海外ライブを行い、それ以降も海外フェスの出演やワールドツアーの開催を続けています。
海外のロックファンは、BAND-MAIDの「クオリティの高いハードロック」を評価しています。
SNSのコメントは、演奏スキルの高さやボーカルの多彩な表現を称賛する声が見られます。
可愛らしいメイド服を着て、骨太なハードロックを奏でる…
その「ギャップ」に、海外のリスナーも心を奪われているのです。
BAND-MAIDは2023年に、結成10周年を記念したツアー『BAND-MAID 10TH ANNIVERSARY TOUR』を開催。
同年3月から11月まで、日本、アメリカ、メキシコの3か国で「史上最長のお給仕」を行いました。
ツアーの最終公演は横浜アリーナで行い、約3時間40分で33曲を披露。
バンドの発案者である小鳩ミクは、MCで「世界征服しなきゃならないから、もっともっと大きくなっていくっぽ!」と宣言しました。
ここでは、BAND-MAIDのおすすめ曲を3つ紹介します。
今回は初心者でも聴きやすく入りやすいキャッチーな曲から、ロックファンからの評価が高い曲を選びました。
本文中には各楽曲のMVも掲載しているので、ぜひ聴いてみてください。
リリース日:2014年8月13日
収録アルバム:『New Beginning』
『Thrill』は、2014年8月13日にリリースされた曲です。
1stシングル『愛と情熱のマタドール』(現在は廃盤)と、2ndアルバム『New Beginning』に収録されました。
イントロはザクザクしたギターリフから始まり、サビではSAIKIのハスキーな歌声が響き渡ります。
歌詞には「真っ平らな道に 興味は見当たらないの」「見たくもない光景ばかり」といった、鋭いメッセージが込められています。
本作はBAND-MAIDが、海外で知名度を上げるきっかけとなった曲でもあります。
ビジュアルと音の「ギャップ」が表現された、MVにも注目して聴いてみてください。
リリース日:2016年5月18日
収録アルバム:『Brand New MAID』
『alone』は、2016年5月18日にリリースされた曲です。
3rdアルバム『Brand New MAID』の8曲目として収録されました。
この曲はハードな曲調の『Thrill』とは対照的な、哀愁漂うメロディーが特徴です。
サビ前では小鳩ミクの高音とSAIKIの低音が上手く重なり、美しいハーモニーを生み出しています。
この他にもサビ前のベースや間奏のギターソロなど、聴き所が満載です。
メンバー全員の高いスキルが存分に発揮された、完成度の高いロックナンバーです。
リリース日:2017年7月19日
収録アルバム:『Daydreaming/Choose me』
『Choose me』は、2017年7月19日にリリースされた曲です。
本作は『Daydreaming』との両A面シングルとして発売されました。
この曲は激しいサウンドと、力強い歌詞が印象的なロックチューンです。
楽器隊によるスピード感溢れる演奏と、SAIKIの伸びやかな歌声がマッチした「王道ロック」に仕上がっています。
MVは白と黒のモノクロ調ですが、サビに入るとカラー映像へと切り替わります。
「愛こそはね 目に見えない幻想」というフレーズから、一気に盛り上がる展開にも注目です。
BAND-MAIDは結成から12年(2025年7月時点)経った今でも、積極的に活動を続けています。
現在は曲のリリースに加え、全国ツアーの開催や海外フェスの出演など、国内外で活躍の場を広げています。
最後に、BAND-MAIDの最近の音楽活動を3つ紹介します。
BAND-MAIDは2025年4月4日に、デジタルシングル『Ready to Rock』をリリースしました。
本作はTVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』のOPテーマとして制作した曲です。
アニメの放送時は、BAND-MAIDメンバーが※モーションアクターを務めたことでも話題になりました。
※キャラクターの動きを演じる人
アニメ『ロックは淑女の嗜みでして』は、2025年6月27日に最終回が放送されました。
同日にはキャラクターの演奏シーンを盛り込んだ『Ready to Rock』のアニメMVも公開されています。
BAND-MAIDは2025年7月18日に、新曲『What is justice?』の発売が決定しました。
本作は同年7月11日より放送開始のTVアニメ『桃源暗鬼』のEDテーマとなります。
アニメ第3弾PVでは、楽曲の一部を聴くことができます。
『What is justice?』はリリース日に合わせて、MVも公開される予定です。
BAND-MAIDは2025年8月23~24日に、タイ・バンコクの音楽フェス『SUMMER SONIC BANGKOK 2025』に出演します。
BAND-MAIDがタイでライブを行うのは、今回が初となります。
同年8月16日には、 東京・ZOZOマリンスタジアムと幕張メッセで行われる『SUMMER SONIC 2025』にも出演予定です。
今回はメイド服のハードロックバンド『BAND-MAID』について紹介しました。
BAND-MAIDは、可愛いメイド服と激しいロックサウンドの「ギャップ」が魅力のバンドです。
メンバー全員が高い演奏スキルを持ち、その実力は世界中のロックファンから注目を浴びています。
常に進化を続ける、BAND-MAIDの活躍から目が離せません。
BAND-MAIDのことが少しでも気になった!という方は、ぜひ曲を聴いてみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました。
良盤ディスクでは、BAND-MAIDをはじめとしたバンドグッズの買取を行っております!
豊富な知識を持つ専門スタッフが、CDやDVD、雑誌などのあらゆるバンドグッズを積極的に買取いたします。
写真を送るだけのLINE査定も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください!
お客様からのご依頼をお待ちしております!