ザ・ブルーハーツ、1stアルバム『THE BLUE HEARTS』&2ndアルバム『YOUNG AND PRETTY』のカセットテープを東京都足立区のお客様よりお譲りいただきました! 誠にありがとうございます。
ザ・ブルーハーツと言えば、ハイロウズそして現在はクロマニヨンズとして活動を行っている甲本ヒロトと真島昌利(マーシー)による伝説的パンク・パンドです。
1985年の結成から1995年の解散までの10年間で7枚のオリジナル・アルバムをリリースしていますが、そのすべてに、彼らのパンク・ロックとロックンロールへの深い愛情が詰まっています。
今年の2月にはマーシー初の著書となる『ROCK&ROLL RECORDER』が刊行されましたが、この著作から感じ取れるのは彼のパンク、ロックンロールへの愛情はもちろんのこと、アナログ・レコードへの愛情でもあります(本の判型は180×180mmで、これは7インチレコードのジャケットと同じ大きさ)。気になった人は下記の出版社サイトの紹介記事をチェックしてみてください。
確かにアナログ・レコードで聴くロックンロール、音楽には独特の魅力がありますね。その魅力が見直されることで、さらにはカセットテープの魅力も大いに見直されている昨今、これを機会に、今回は「カセットテープで聴く初期ブルーハーツ」の魅力を探ってみたいと思います。
1987年5月21日リリースのデビューアルバムにしてセルフ・タイトル、セルフ・プロデュース。ブルーハーツというバンドの魅力の核がまさに生のまま33分間に詰まった、バンド史はもちろんのこと日本のロック史に永遠に残るであろう名盤です。
疾走感に満ちていて、攻撃的で、粗削りで、聴いていると燃えてくる。そんな風にアツいのに、なぜかあたたかいから涙が出てくる。当時の少年たちは「ブルーハーツを聴いた時のこの気持ちはいったい何だべ?」と言い合ったものです(「エモい」なんていう言葉は存在しておりません)。
カセットテープで聴くこのファーストアルバムは、カセット特有の暖かさ、柔らかな音によって先ほどの「アツいのにあたたかい」の「あたたかい」がぐっと増幅されて聴こえるような気がしてなりません。
『THE BLUE HEARTS』のわずか半年後、11月21日にリリースされた2ndアルバム。プロデューサーを立て、曲調もさまざま、ギターのマーシーがメイン・ヴォーカルを取った曲もある(ご存じ大名曲の“チェインギャング”はこのアルバムに収録されている)など、バンドの魅力が早くもぐっと広がったことが感じられます。
粗削りだったサウンドも洗練されて、そういう意味ではCDというフォーマットにきちんと寄り添ったアルバムと言えましょう。だからこそ、あえてカセットで聴く『YOUNG AND PRETTY』は聴き味が変わって良いかもしれません。いい意味でいなたくなるわけです。
「いなたさ」「洗練」なんて言葉など知るわけもない当時のバカな少年は「カセットで聴くほうがいいべー」「いやCDのほうがいいべー」と言い合ったものです。そう、「ヒロト派かマーシー派か」で楽しい大論争を繰り広げたように。
1987年に発売されたこの2作のカセットテープですが、「1987年」と表記するより「昭和62年」と書いたほうが当時の空気感が伝わってきて鼻の奥がツンとする人が多いはずです。
そう、西暦よりも年号だった頃、CDウォークマンじゃなくてカセットウォークマンだった頃、カーステレオと言えばまだまだラジオとカセットデッキだった頃、レコードを買ってもすり減るからという理由でカセットテープに落としていた頃。
「カセットテープの初期ブルーハーツ」は、いつになっても色あせることのない「青い心」の魅力と、昭和62年ならではの空気を同時に感じるにはうってつけなのです。
良盤ディスクではブルーハーツやハイロウズ、クロマニヨンズのアナログ音源などなど買取を強化中です♪
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「いなたい」「洗練」なんて言葉など知るわけもなかった良盤ディスク 買取広報スタッフ。カセット派でマーシー派。日々お売りいただいたアイテムをご紹介します。