今回はヴィジュアル系(ビジュアル系)ロックバンド・アーティストのCDやビデオなどを大量にお譲りいただきました、ありがとうございます! 1990年代から最近の盤まで、およそ30年分約200点です!
ヴィジュアル系の歴史を紐解くと、やはり1980年代半ば以降、DEAD ENDやX(後のX JAPAN)がテレビなどのメディアに露出しはじめた頃がきっかけといえるでしょう。もちろんそれ以前に80年代初頭から活躍していたロックバンドもいくつか存在します。さらにいえば1970年代の沢田研二や忌野清志郎、80年代初頭のボーイ・ジョージなど、この時期は男性がメイクや髪の毛を染めるだけで珍しく、逆にいえばそれだけで注目された時代だったといえるでしょう。
まあ、正直この頃小学校低学年の自分から見て、その美しさには衝撃でした。もちろんここまできたらそれより前の美川憲一や美輪明宏の時代まで遡るべきかもしれませんが、さすがにそのあたりはリアルタイムでは知らないのです……。
「ヴィジュアル系」というくくりは音楽性ではなく見た目の分類ですので、BUCK-TICKのように明らかにそのジャンルに影響を与えた側でありながら、そうした区分を疑問視する意見もあります。ただ、アイドル、特に女性アイドルが音楽性に関わらず「アイドル系」とくくられるのと同様、デビューのための足掛かりとして「ヴィジュアル系」というジャンルは必要だったと言えます。
特に「ヴィジュアル系(もしくは化粧系)」と呼ばれ始めた1990年代前半は、空前のバンドブームの中、まずは見た目で差をつける必要がありました。まずはデビューして、音楽性でさらなるファンを引き付けるのはその後というのは、商業としての戦略上間違ってはいないのではないでしょうか。この辺はハードロックとヘビーメタルは違う/違わないなど、音楽性から始まって割とすぐ行き詰った(ように見えた)1980年代ロックシーンの反省もあったのかもしれません。
そうした中からまずはバンドブーム直後、バブル崩壊直後、日本の音楽バブルなどの1990年代からピックアップしてみましょう。こちらのビデオ「PLACTICAL・J・O・K・E・」は、Media Youth、Sleep My Dear、PENICILLINの、Tears Music所属の3組によるオムニバス企画として1996年にリリースされました。
前年に発売された第1弾はこの3組にSilver Roseも参加しており、共にCDもリリースされています。
続いて2000年代より。現在もその憎めないキャラクターでタレントとしても活躍するDAIGOのCDです。ヴィジュアル系バンド・JZEILのヴォーカルとしてデビューし、2001年に同バンドが解散してからは、「DAIGO with The space toys」名義でソロ活動を開始。
氷室京介のプロデュースによって「DAIGO☆STARDUST」へと名義変更。現在は、2006年に組んだバンド「BREAKERZ」のヴォーカルとして音楽活動を続けています。
2017年、電話番号入りのフライヤーで一般からの電話相談を受け付けるという、斬新なデビュープロモーションから始動しました。以後、新人バンドとしては異例のチケット販売数を記録し続けています。また、活動開始時からYouTube公式チャンネルでの配信を行い、近年は他バンドのボーカリストをゲストに迎えてキズの楽曲をセッションする「一撃」。
そしてキズのボーカル来夢がゲストの曲をセッションする「反撃」が好評です。新年のあいさつから始まるお正月スペシャルいいですよね。
このほか「蜻蛉」「the studs」のヴォーカルで、「大佑と黒の隠者達」名義でソロ活動中2010年に急逝した大佑、ペニシリンのリーダー・千聖、ほか12012、girugamesh等々、多くのヴィジュアル系バンドのディスクをお譲りいただいており、お客様の情熱を感じます。
良盤ディスクではヴィジュアル系をはじめ様々なジャンル、様々なアーティストのCD、DVD、ビデオ、グッズなどのコレクションの買取をお待ちしております。CDは数が揃うと体積はともかく重さもばかになりません。荷造りが困難なほど膨大な場合は出張買取も承ります、まずはお気軽にご相談ください!