80年代のジャパニーズメタル黎明期の各バンドのアルバムCDをお譲りいただきました、ありがとうございます!
ジャパニーズメタルバンドの先駆けであり、早い時期からの海外進出するなどけん引役でもあった「LOUDNESS」(第1期:1981-1989、以後もメンバーチェンジを繰り返し継続活動)。激しくメンバーチェンジを繰り返しつつ現在も活動中の「ANTHEM」(第1期:1981-1992、再結成:2001~)。後のヴィジュアル系バンドにヴィジュアル、サウンド、世界観など多大な影響を与えた「DEAD END」(第1期:1984-1990、再結成:2009~)。1stシングル『INSANE』がインディーズとして驚異的な売り上げとして注目された「REACTION」(第1期:1983-1989、再結成:2006~)。隈取メイクで海外ツアーも行った「E・Z・O」(1982-1990)。ほか「X-RAY」「X(X-JAPAN)」などなど、ある意味80年代ジャパニーズメタル史の年表にできそうな素晴らしいラインナップです。
ヘビィメタル/ハードロックバンドの音楽が日本で1ジャンルとして認識されるようになった80年代。自分はまだまだ普通にアイドルソングからいわゆるニューミュージック系のJ-POPなどを聴く学生でした。やっぱりラウドネスあたりは2つ3つ上の先輩とかが好きな音楽という感じで、直撃なタイミングではなかったというのはあります。とはいえやはりテクニカルな演奏とハイカロリーなヴォーカルが織りなす、格別な音の「圧」を前面に押し出すスタイルは、やはり単純なかっこよさがありました。
80年代後半に入るとヘビィメタルブームは息切れ感というかセールス的に苦戦する時代となります。その影響か、MAKE-UPやアースシェイカー、もとLAZYの影山ヒロノブがアニメ・特撮作品の主題歌に進出してヒットを見せます。この時期、アニメファンの視点でもメタル系とアニメソングの親和性が高いなと感じましたね。
89年には聖飢魔IIのベストアルバムがオリコン1位を記録、年末には紅白に出場するなどの活躍を見せます。90年代に入るといわゆるイカ天を起点とするバンドブームとJ-POPブームが到来。メタル系バンドがJ-POPに転身を図ったり、メタル系バンド出身者によって再構成されたバンドが成功を収めるなどしています。例えば筋肉少女帯のギタリスト橘高文彦はヘヴィメタル/ハードロックバンドAROUGE(1981-1986)としてメジャーデビューしていましたし、THE YELLOW MONKEYの4人はいずれもジャパニーズメタルバンドのメンバーですが、デビュー後はグラムロックを基調とした音楽を展開しています。
いわば今回お譲りいただいたアルバム群は、80年代を全力で駆け抜け、さらに90年代音楽シーンの基礎を作った存在ともいえるでしょう。
良盤ディスクでは20世紀の各種音盤の買取をお待ちしております。今回のように一つの時代のジャンル丸ごとでの買取は、私どももあの時代を思い出して心が躍ります。
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