ビリーホリデイさんの「奇妙な果実」レコードを長野県佐久市のお客様よりお譲り頂きました!ありがとうございます。今回ビリーホリデイさんについて語っていきたいと思います。
ビリーホリデイ(本名エレオノーラ・フェイガン)さんは、アメリカのジャズ歌手で、独特かつソウルフルで希望が湧いてくる歌声の中でどこか切ない歌声と類稀なる素晴らしいセンスで聴く人を魅了し、サラ・ヴォーンさん、エラ・フィッツジェラルドさんと共に女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の1人として数えられジャズ界の伝説的な女性歌手となりました。
また、ビリーホリデイさんはお客さんがチップを渡しても一切媚びず、淑女然な態度をしていたため「淑女(LADY)」とも呼ばれたエピソードもあります。
しかし、そんなビリーホリデイさんの人生はとても波乱万丈で薬物依存症、アルコール依存症や差別や逮捕・服役などを経験していたこともありました。
その後、薬物やアルコールの依存が原因で腎臓の感染症と肺水腫の診断が下される中で麻薬が原因で警察に逮捕され警察の管理下で入院中に容態が急変し1959年7月17日に44年の生涯に幕を閉じました。
また、ビリーホリデイさんの命日はジャズのサックス奏者でジャズ界のカリスマと称されるジョン・コルトレーンさんは同じで、SNSなどで話題となります。
西です🙇♂️ 7/17はJAZZ界の巨匠John Coltrane🎷とBillie Holiday🎤の命日です🙏JAZZを聴くきっかけになったのがコルトレーンの「Impressions」です カッコ良すぎ😊20歳すぎのころ友達にビリーホリデイを聴かされ悲しげな歌声に一発でやられました😄 pic.twitter.com/yqrNrNkFp5
— 【公式】NAGAOKA_Official (@NAGAOKA_coltd) July 17, 2022
ビリーホリデイさんの生涯は数々の映画になっており、ビリーホリデイさんの伝説は今でも語り継がれています。
ビリーホリデイさんの自伝に基づいた映画である「ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実」ではダイアナ・ロスさんがビリーホリデイ役を演じました。
人種差別を告発する楽曲「奇妙な果実」をビリーホリデイさんが歌い続けたことで、FBIに追われていたエピソードを描いた映画「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ」も2022年に公開されアンドラ・デイさんが見事に演じていました。
コモドアレコードから発売されたビリーホリデイさんのレコードです。
A面には「奇妙な果実」が収録されています。南部での黒人へのリンチ、木に括り付けられぶらさがる死体を「奇妙な果実」と表現した内容の歌詞となっており人種差別やリンチを楽曲にすることにより実態を訴えています。差別反対のシンボルの楽曲として後にダイアナ・ロスさんをはじめ、UB40様々なアーティストにカバーされることとなります。
人種差別を告発したこの曲によりビリーホリデイさんの名声が確立したと言っても良いでしょう。
B面にはFINE AND MELLOWが収録され「奇妙な果実」とは全く正反対の感情を持った2曲が収録される形となっています。
「奇妙な果実」でリンチを告発し、FBIと戦ったビリー・ホリデイさんがのドキュメンタリー「Billieビリー」も2021年7月2日に公開されました。
ちなみにCommodore Records(コモドア・レコード)は、ニューヨーク市マンハッタンにあったコモドア・ミュージック・ショップのオーナーの、ミルト・ゲイブラーさんにより1938年に、当時はレコード店の別部門として設立されたジャズレコードレーベルで、今回紹介させて頂きましたレコードはこちらからリリースされました。
今回はビリーホリデイさんについて語らせて頂きました。最後までお読みいただきありがとうございました。
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