SONYのDATウォークマン「TCD-D3」を岡山県倉敷市のお客様よりお譲りいただきました。良盤ディスクをご利用いただき誠にありがとうございます!
当時憧れていた1台であるTCD-D3を手にして、思い出を振り返りつつご紹介します。
まずは手に持った印象は鉄の塊と言った感じで、ずっしりとしています。ケースがスチール製で重量がバッテリーを含んで630gもありますので当然ですね。
今となってはレガシーメディアであるDATですが、D3の特徴は何と言ってもメディアスロットカバーのギミックでしょう。
本体へ通電後、カバーオープンボタンを押すとゆっくりした動きでカバーが開きます。
メディアに厚みがあるので大きく開くのが特徴的です。見た目はビデオカセットを入れるときに近い気がします。
DAT規格というのはDigital Audio Tapeの略です。これにより元々アナログだった音楽信号を、コンピュータを使って再生できるデジタル方式に変換できるようになります。当時はCDのようなカセットテープと認識していました。
SONYさんは長い間DATを作り続けていましたが、業務用で使われる事が多く高価なプロユースメディアの印象がありました。
そのため音楽好きの間でもなかなか馴染みがないメディアでした。
操作部分は少し位置が悪く感じましたが、入出力端子は適切な位置にあるように思えます。
ある程度大きい機種ですし、重いのでポータブルとして使うより据え置き向けな印象ですね。
この「TCD-D3」の発売は1990年11月10日発売で、希望小売価格はなんと98,000円‼
ちなみに、その後発売されたDATシリーズは1997年の「TCD-D100」を最後に販売を終了しました。
思えばほぼ同時期にSONYさんはMDを発売していましたので、色々な選択肢があったのだと、しみじみしてしまいました。
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