【買取実績】KISS、Judas Priest、Saxon、Whitesnakeなど80年代ハードロック/ヘヴィメタルのLPレコードをお譲りいただきました

KISS、Judas Priest、Saxon、Whitesnakeなど80年代ハードロック/ヘヴィメタルのLPレコード

今回はハードロック/ヘヴィメタルのLPレコードをお譲りいただきました。
良盤ディスクをご利用いただき、誠にありがとうございます!

1980年前後のハードロック・ヘヴィメタルを代表するアーティストたちが並びつつ、EaglesやGary Moore、さらにはグラムロックやファンク作品も。

1970年代後半から1980年代前半にかけては、ハードロックやヘヴィメタルが大きな盛り上がりを見せた時代です。

スタジアム級の人気を誇ったバンドから、NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)を支えたバンドまで、現在でも語り継がれる作品が数多く生まれました。

その時代の洋楽シーン全体を楽しんでいたことがひしひしと伝わってきます。

今回はその中から特に目に留まった作品をいくつか紹介いたします。

kiss、Eagles、Quiet Riot LPレコード

KISS『Destroyer(地獄の軍団)』

KISSといえば、このアルバムを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
1976年発表の『Destroyer』は、「Detroit Rock City」「Shout It Out Loud」「Beth」などの代表曲を収録したKISS屈指の人気作です。

それまでの荒々しいライブ感を持った作品とは少し異なり、プロデューサーにAlice Cooper作品でも知られるBob Ezrinを迎えたことでサウンド面も大きく進化しました。
オーケストラや効果音を取り入れた壮大な演出も特徴で、当時のKISSとしてはかなり意欲的な作品だったと言われています。

特に「Detroit Rock City」の冒頭には事故現場を連想させる効果音が挿入されており、アルバム全体をひとつの作品として聴かせようとする工夫も見られます。

また、収録曲「Beth」は当初そこまで大きな期待を集めていた楽曲ではありませんでしたが、結果的にはKISS初の全米トップ10ヒットとなりました。

派手なロックンロールバンドとして知られていたKISSが、こうしたバラードでも成功を収めたことは当時大きな話題となりました。

日本では『地獄の軍団』という邦題でも広く知られており、洋楽ロックを聴いてきた世代にとっては特別な1枚と言えるかもしれません。
現在でもKISSの代表作として高い人気を誇る名盤です。

KISS『Unmasked』

同じKISSでも、『Destroyer』とはかなり印象が異なる作品です。
1980年発表の『Unmasked』は、メイク姿のイメージとは対照的にポップな楽曲が多く収録されています。

1970年代後半はディスコやパワーポップが大きな人気を集めていた時代でもあり、KISSもそうした時代の空気を少なからず取り入れていました。
そのため本作は従来のハードロック路線を期待したファンから賛否が分かれましたが、近年ではメロディの良さを評価する声も少なくありません。

また、ジャケットをよく見ると観客の中に多数のキャラクターが描き込まれています。
実はメンバーやスタッフ、関係者の似顔絵が隠されていることで知られ、発売当時は「どこに誰がいるのか」を探す楽しみ方もありました。

ハードロック色よりもメロディの魅力が前面に出た作品であり、KISSの別の一面を知ることができるアルバムです。

Eagles『Eagles Live』

1980年に発表されたEagles初のライブアルバムです。
『Hotel California』や『Take It Easy』など、Eaglesを代表する楽曲がライブバージョンで収録されています。

Eaglesといえば洗練されたスタジオ作品の印象が強いバンドですが、本作ではライブならではの躍動感を楽しむことができます。
特に「Hotel California」のギターパートは聴きどころのひとつで、Don FelderとJoe Walshによる名演として今でも高く評価されています。

興味深いのは、このアルバムがEaglesの活動休止直前に発表された作品だということです。

当時のバンド内部は決して良好な状態ではなかったとも言われていますが、そうした状況を感じさせない完成度の高い演奏が収録されています。

1970年代のアメリカン・ロックを代表するバンドのひとつであるEagles。
その黄金期を記録した作品として、今なお根強い人気を誇っています。

Quiet Riot『Condition Critical』

1984年発表の代表作『Metal Health』に続いてリリースされた作品です。
当時のアメリカではヘヴィメタル人気が急速に拡大しており、Quiet Riotはその流れを象徴する存在のひとつでした。

実は前作『Metal Health』は、ヘヴィメタル作品として初めて全米アルバムチャート1位を獲得した作品として知られています。

現在では当たり前のように見える記録ですが、当時はヘヴィメタルがそこまで大衆的な音楽として扱われていなかったことを考えると非常に大きな出来事でした。

そのため『Condition Critical』は、大成功の直後に制作された注目作でもあります。

アルバム冒頭を飾る「Sign Of The Times」をはじめ、力強いリフとキャッチーなメロディが並び、当時のアメリカン・ヘヴィメタルらしい勢いを感じさせます。

ジャケットに描かれた謎のマスコット「Man With The Iron Mask(鉄仮面の男)」も印象的で、一度見たら忘れられません。

1980年代のアメリカでメタル人気が大きく広がっていった時代の空気を今に伝える1枚です。

Tygers Of Pan Tang、BEST OF GRAND FUNK、QUEENSRYCHE、WHITESNAKE LPレコード

Whitesnake『Live… In The Heart Of The City』

Whitesnake初期を代表するライブアルバムで、1980年に発表された本作には、1978年と1980年のライブ音源が収録されています。

Whitesnakeというと後年の『Here I Go Again』や『Is This Love』を収録したアメリカ進出後の姿を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし本作を聴くと、まだブルースロック色の強かった初期Whitesnakeの魅力がよく分かります。

中心にいるのはもちろん元Deep PurpleのDavid Coverdale。
しかし注目したいのはギターのMicky MoodyとBernie Marsdenです。
後のハードロック路線とは少し異なり、ブルースに根ざした渋いプレイが随所で聴けます。

ライブ盤でありながら代表作として名前が挙がることも多く、初期Whitesnakeを好むファンから長く親しまれている作品です。

The Best Of Grand Funk

Grand Funk Railroadの代表曲をまとめたベストアルバムです。

1970年代前半にかけてアメリカで大規模なツアーを重ねたバンドで、スタジアムクラスの会場を次々と埋めていったことで知られています。
ライブの動員力とラジオでのヒット性の両方を持ち合わせたバンドとして、当時のアメリカン・ロックの中でも独特の存在感を放っていました。

収録曲には「Some Kind of Wonderful」や「We’re an American Band」など、バンドを象徴するナンバーが並んでいます。
シンプルなリフとストレートな構成が中心で、短いフレーズを繰り返しながら楽曲を押し出していくスタイルが特徴です。

「We’re an American Band」はタイトル通りバンド自身の姿をそのまま曲にしたような内容で、ライブでは観客とのコール&レスポンス的な一体感を生みやすい楽曲として定着していきました。

また、この時期のGrand FunkはFMラジオでの露出も増えていき、いわゆるアルバム志向のロックとは少し異なる形で、大衆的な支持を広げていったバンドでもあります。
ベスト盤としてまとめて聴くと、そうした「曲単位で強く前に出てくるタイプ」の魅力が分かりやすく伝わってきます。

QUEENSRŸCHE

1983年に発表されたデビューEPの日本盤です。
後に『Operation: Mindcrime』や『Empire』で大きな成功を収めるQUEENSRŸCHEですが、その出発点となったのがこの作品でした。

1983年当時は、Iron MaidenやJudas Priestをはじめとするヘヴィメタル勢が勢いを増していた時代です。
そんな中で登場したQUEENSRŸCHEは、単純なスピードや攻撃性だけではない独特の存在感を放っていました。

特に代表曲「Queen Of The Reich」で聴けるGeoff Tateのハイトーンボーカルは強烈で、現在でもバンドを象徴する楽曲として知られています。

興味深いのは、この時点ではまだフルアルバムを発表していなかったことです。

しかし実際に聴いてみると、後のQUEENSRŸCHEを特徴づけるドラマ性のある楽曲展開や独特の世界観の片鱗がすでに感じられます。

現在の姿を知っていると、「最初からQUEENSRŸCHEらしさは完成されていたんだな」と思わされる場面も少なくありません。
後の成功を予感させるデビュー作として、今なお印象に残る1枚です。

タイガーズ・オブ・パンタン『クレイジー・ナイト』

NWOBHMを代表するバンドのひとつ、Tygers Of Pan Tangによる1981年の作品です。
Iron MaidenやSaxonほど知名度が高いわけではありませんが、当時の英国メタルシーンを支えた重要な存在として知られています。

本作が発表された1981年は、まさにNWOBHMが最も勢いを持っていた時期でもありました。
勢いのあるギターリフとスピード感あふれる楽曲は、その時代の熱気をそのまま封じ込めたようです。

また、後にThin Lizzyへ移籍するギタリスト、John Sykesが在籍していたことでも知られています。
Thin Lizzy脱退後はWhitesnakeにも加入し、『1987』の成功にも大きく貢献しました。

そうした意味でも、本作は後のハードロック史へ繋がる重要な1枚でしょう。
1980年代初頭の英国メタルの勢いを感じることのできる作品です。

Judas Priest、saxon、Gary Moore LPレコード

Judas Priest『The Best Of Judas Priest』

Judas Priestは1970年代から活動を続ける英国ヘヴィメタルの代表的存在で、こちらは代表曲をまとめたベスト盤です。

収録曲を見ると、「Breaking The Law」「Living After Midnight」など現在でもライブで演奏される定番曲が並んでいます。

1970年代後半から1980年代初頭にかけてのJudas Priestは、ハードロックとヘヴィメタルの境界が大きく変化していた時代の中心にいました。
鋭いツインギターとRob Halfordのハイトーンボーカルは、この頃にはすでに確立されており、後のメタルシーンにも大きな影響を与えていきます。

ちなみに「Breaking The Law」が発表された1980年前後のイギリスでは、失業率の上昇や社会不安が大きな問題となっていました。
タイトルだけを見ると挑発的な曲にも思えますが、そうした時代の空気と重ねて語られることもあります。

現在ではJudas Priestを代表する1曲として親しまれていますが、当時の背景を知るとまた違った印象を受けます。

Saxon『Denim And Leather』

1981年発表のNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)を代表する作品のひとつです。

アルバムタイトルにもなっている「Denim And Leather」は、当時のメタルファンたちへ向けた楽曲として知られています。
デニムジャケットや革ジャンというスタイルは、現在でもライブ会場で見かける定番の装いですが、1980年代初頭のイギリスではメタルカルチャーそのものを象徴する存在でもありました。

そのため「Denim And Leather」は単なるアルバムタイトルではなく、当時のファンたちにとっての合言葉のような存在として語られることもあります。

また1981年はIron Maiden『Killers』やMotörhead『No Sleep ‘til Hammersmith』などが発表された年でもありました。

英国メタルが急速に勢いを増していた時代の中で生まれた作品であり、『Denim And Leather』からは当時のメタルファンたちがどんな音楽を聴き、どんなカルチャーを共有していたのかも伝わってきます。

音楽そのものはもちろんですが、1980年代初頭の英国メタルシーンの空気を知るうえでも興味深い1枚です。

Gary Moore『Victims Of The Future』

1983年発表。Gary Mooreというと後年のブルース作品を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、本作が発表された頃はハードロック/ヘヴィメタルシーンの第一線で活躍していました。

収録曲の「Empty Rooms」は現在でもGary Mooreを代表する楽曲として知られています。
速弾きギタリストとして語られることの多いGary Mooreですが、この曲を聴くと美しいメロディを作り上げる才能もよく伝わってきます。

一方でタイトル曲「Victims Of The Future」は少し雰囲気が異なります。
1980年代前半は冷戦が続いていた時代で、核戦争への不安が世界中で語られていました。
こちらの作品にもそうした時代背景が反映されていると言われており、アルバムタイトルにもなったこの曲からは当時の緊張感が伝わってきます。

メロディアスな楽曲と鋭いギタープレイ。

そして1980年代という時代の空気。

Gary Mooreの魅力がバランスよく詰まった作品です。

Ian Gillan Band、Triumph、Dedringer、more LPレコード

Triumph『Allied Forces』

Triumphによる1981年のアルバム『Allied Forces』。
日本では『メタル同盟』という邦題で発売されました。

カナダ出身のトリオ編成バンドで、ギター・ベース・ドラムの3人がそれぞれボーカルも兼ねるシンプルな編成ながら、楽曲には厚みのあるアンサンブルが作られています。
スタジオ作品でも音の抜けが良く、ライブバンドとしての設計がそのままレコードに反映されているような印象があります。

代表曲「Magic Power」はアルバムの中心に置かれるような1曲で、穏やかな導入から徐々に展開が広がっていく構成になっています。
派手な展開というよりも、フレーズを積み重ねながら曲のスケールが大きくなっていくタイプで、後半に向けて自然に引き込まれる作り。
ライブでも長く演奏されてきた楽曲で、シンプルな構成ながらバンドの特徴がよく出ています。

Triumphはこの頃、北米のロックシーンで少しずつ名前を広げていった時期で、この作品あたりからアルバム単位で聴かれることも増えていきます。
曲ごとのキャラがはっきりしていて、このアルバム一枚だけでも聴きどころが多く詰まっています。

More『Warhead』

Moreによる1981年のアルバム『Warhead』です。
タイトル曲「Warhead」を軸に、鋭いギターリフとストレートな構成が並ぶ、初期UKメタルらしい勢いに満ちた作品です。

過剰な装飾に頼らず、リフの推進力とヴォーカルの直進性で押し切るタイプのサウンドは、当時の英国ヘヴィメタル・シーンの空気感をよく反映しています。

MoreはNWOBHM期の中でも、派手さよりもバンドとしての硬質な一体感で評価されてきた存在で、本作にもその特徴がはっきりと表れています。

楽曲全体はリフ主体の直線的な構成で、1980年代初頭のUKメタルらしい作り。
当時はライブハウスや地方ツアーを中心に活動を広げるバンドも多く、そうした環境の中で生まれた楽曲らしいシンプルさがあります。

最後に

今回ご紹介した作品を並べてみると、アメリカのスタジアム・ロックからイギリスのNWOBHM、カナダのアリーナ・ロックまで、国もスタイルもかなり幅広いラインナップでした。
KISSのようなショー的な作品もあれば、SaxonやMoreのようにリフの推進力で押し切る作品もあり、Whitesnakeのようにブルースの色を残した作品も。
一枚ごとに全然違った個性があって、とても楽しく拝見させていただきました。

このたびは大切なコレクションをお譲りいただき、ありがとうございました。
1970年代後半から1980年代前半の洋楽を、これだけまとめて見られる機会はなかなかありません。
次にこのレコードを手にする方にも、ぜひ楽しんでいただければと思います。

今回のお品物のような洋楽、HR・HMのレコードの整理をご検討の際は、ぜひ良盤ディスクまでご相談ください。
心よりお待ちしております。

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