今回はヴィジュアル系バンド『-真天地開闢集団-ジグザグ』のボーカル「命様」について語っていきたいと思います。
一目見たら忘れられない強烈なビジュアルに、独特なバンド名。
バンド名や写真を見た人は、「この漢字は何て読むの?」「どんなバンドなんだろう?」と思うかもしれません。
個性が強すぎるメンバーで構成されているジグザグですが、本記事では『-真天地開闢集団-ジグザグ』の中心人物であるボーカルの命、通称「命様」を紹介します。
「このバンドが気になる!」「命様がどんな人か知りたい!」という方に向けて、命様の魅力やジグザグのおすすめ曲までたくさん語っていくので、ぜひ最後までご覧ください。
メンバー(左から順に)
低音弦(ベース):龍矢(りゅうや)
唄(ボーカル) :命(みこと)
太鼓(ドラム) :影丸(かげまる)
『-真天地開闢集団-ジグザグ』は、ボーカルの命、ベースの龍矢、ドラムの影丸の3人からなるヴィジュアル系バンドです。
「真の天地開闢、世界の始まりを切り拓く」という思いからこの名前が付けられ、ファンからは読みやすい略称の「ジグザグ」と呼ばれています。
「愚かな者に救いの手を差し伸べる」をコンセプトにしたミステリアスな世界観が特徴であり、ファンを「参拝者」、ライブを「禊」と呼んでいます。
メンバー3人の担当にも唄、低音弦、太鼓とそれぞれ名前が割り振られています。
元々はラフな格好のバンドを目指していたそうですが、「目立とう!」という気持ちから設定を盛りすぎてしまい、後に引けなくなってしまったそうです。
意外な裏話がありますが、現在のダークな世界観がバンギャにはたまらないんですよね。
ジグザグはボーカルの命、ギターの刃、ベースの蒼梓の3人で結成され、2016年より本格的に始動しました。
当初は関西を中心に楽曲のリリースやライブ活動を行っていましたが、2018年に刃が脱退し、龍矢と影丸が加入。2019年には蒼梓も脱退となり、現在の3人体制に至ります。
2020年には『有吉反省会』に出演し、世界観ガン無視のトークやメンバーの個性的なキャラクターが話題となりました。
番組ではライブでの派手でカッコいいパフォーマンスとは全く違う、設定がブレブレのトークを展開していたことから「ギャップ萌え」する人が続出したと言われています。
⛩武道館 単独禊「慈愚挫愚」⛩
— -真天地開闢集団-ジグザグ (@shintenchi0601) November 15, 2022
満員御礼!!
ありがとうございました!!!
ジグザグ一同#ジグザグ武道館 pic.twitter.com/W3X6qeHtjR
ジグザグは『有吉反省会』の出演をきっかけに知名度を増やし、全国各地の音楽フェスに出演して人気を獲得していきます。
2022年には初の日本武道館単独公演『慈愚挫愚』の開催が決定され、チケットがファンクラブの先行販売でほぼソールドアウトになるほどの反響を呼びました。
さらに、2023年には初の全国ツアー『全国開闢禊 -最高-』で約3万人を動員するなど、「ヴィジュアル系バンドで今最も注目を集めている」と言えるのがジグザグです。
ここでは、ジグザグのボーカル・命様の魅力を大きく分けて6つ紹介します。
命様の魅力
①作詞作曲からMV制作まで何でもこなす
②ジャンルに縛られない多彩な歌声
③何度も転生を繰り返す
④実は可愛いものが好き
⑤命様の前世(過去)について
⑥命様の意外な素顔
自らを「破壊の祈祷師」と名乗り、長い白髪で目を隠す独特なスタイルが特徴の命様は、見た目も設定もインパクトのある「バンドの顔」として知られている方です。
命様が持つスキルから意外なエピソードまで紹介するので、これを読んで命様に興味を持っていただければ幸いです。
命様はジグザグの世界観や設定、ほぼすべての曲の作詞作曲やMVの監督・編集など、様々な仕事をこなしている方です。
バンド活動のほとんどを担当していることから、「ヴィジュアル系界の米津玄師」とも呼ばれています。
自分の世界観を見事に表現する楽曲制作のスキルと、ボーカリストとしての歌唱力・表現力の高さにはいつも圧倒されるばかりです。
バンドのボーカルから裏方作業までこなすハイスペックな命様は、まさに「バンドの中心人物」だと言えます。
命様はその「圧倒的な歌唱力」に定評がある方です。
ギャグ線の高い曲からヴィジュアル系らしいロックナンバーまで、幅広いジャンルの楽曲を歌っています。
ジグザグの曲は高音から低音への切り替え、激しいシャウトやデスボイスなどの多彩な声を使い分ける命様の歌唱力を堪能できるものが揃っています。
この後におすすめの曲を紹介するので、そちらもぜひチェックしてみてください。
また、命様はジグザグの楽曲だけでなく、洋楽やアニソンなどのカバー曲の歌唱動画も公開しています。
2020年には「鬼滅の刃」のOP主題歌である「紅蓮華」のカバー動画が話題となり、YouTubeで300万回以上再生されるほどのヒットを飛ばしました。
自身が作詞作曲を手掛けるジグザグの曲だけでなく、カバー曲でさえも自分の曲のように歌いこなす命様の歌声は、1度聞けばハマってしまうこと間違いなしです。
命様は「何度も死んで転生を繰り返している」という設定であり、「年齢は0歳」と公表しています。
普段は天界に住んでいて、禊の時になると下界(地上)に降りてくるそうです。
命様が禊でたまたま行った「突然倒れる」パフォーマンスが参拝者から好評だったことがきっかけで、「何度も死んで転生する」という設定が追加されました。
それ以降は死んで転生することを「昇天と降臨」と呼び、禊の最後に倒れて死んでは復活することを繰り返しています。
命様は昇天と降臨の度に衣装が変わり、各ビジュアルに〇代目と名前が割り振られています。
修道服や白装束など、いろいろなビジュアルの命様を拝めるのも楽しみ方の1つですね。
ちなみに今の命様は『9代目』で、2024年時点で「僕の肉体は2歳」と語っています。
2023年に『完全体』となってからは固定衣装が無くなったり、「人並みの寿命」を手に入れたことで年を重ねるようになりました。
そんな命様には、可愛いものが大好きという意外な一面があります。
命様は大のサンリオキャラクター好きであり、マイメロディを「彼女」と呼ぶほどです。
2020年に出演した『有吉反省会』では、サンリオキャラクターを「大変愛してやまない存在です」と語り、その見た目とのギャップから注目を集めていました。
🏴☠️SB69タイアップ続報🏴☠️
— -真天地開闢集団-ジグザグ (@shintenchi0601) March 8, 2022
『SHOW BY ROCK!! Fes A Live』の世界で登場する
【真天地海賊幽霊ジグジグ】のキャラクター画像が公開☠️
また、3月11日メンテナンス終了後より「Promise」と「きちゅねのよめいり」がプレイできます🔥🔥#ジグジグ #ショバフェス
▼公式サイトhttps://t.co/bfcmy3sLrS pic.twitter.com/Rdz27WYccP
さらに、2022年にはサンリオピューロランドで禊を行う、スマホアプリ『SHOW BY ROCK!!』(2022年にサービス終了)に「真天地海賊幽霊ジグジグ」として登場するなど、命様のサンリオ愛はかなり大きいことが伝わります。
インパクトのある見た目の命様にも「推しキャラ」がいるのは、まさに「ギャップ萌え」と呼べるエピソードですね。
命様は「転生」する前(ジグザグを結成する前)からバンド活動をしていて、ヴィジュアル系バンド『Ray℃(レイド)』と『オトイロハ』のボーカルを務めていました。
2012年に『Ray℃』の大空としてバンド活動を始め、後に愛玖へと改名しています。
2014年にRay℃が活動休止後、同メンバーで『オトイロハ』を結成。佐々木 愛玖として2015年まで活動していました。
左:『Ray℃』愛玖
右:『オトイロハ』佐々木 愛玖
『Ray℃』『オトイロハ』はジグザグとは全く違う、アイドルのような「キラキラ系」のヴィジュアル系バンドでした。
上2枚が当時のアーティスト写真ですが、どちらも命様と同一人物だとは思えないビジュアルですよね。
命様はバンドの路線を大幅に変えた理由として「キラキラ系はうまくいかなかった」と語っています。
いろいろと紆余曲折があって、今の『命様』になったことがよく分かるエピソードですね。
そんな命様には、ロックバンド「WANDS」のボーカルである上原大史さんと同一人物だという噂があるそうです。
上原さんは小学6年生から曲作りを始め、作詞作曲や動画制作、ライブイベントへの参加など、常に音楽が身近にある日々を過ごしていたそうです。
2019年に「憧れの存在としてリスペクトしていた」というWANDSに加入し、3代目ボーカルとして活動を開始しました。
上原さんの素顔はかなりイケメンで、その美しいビジュアルと歌声でファンを魅了し続けています。
命様は天界に住んでいるという設定であるため、上原さんのことを「地上のお友達」と呼んでいます。
しかし、命様と上原さんには「歌声とビジュアルが似ている」「2人ともサンリオキャラクターが大好き」といった共通点があり、「同一人物ではないか?」と噂されています。
真相は謎のままですが、命様と上原さんはどちらもハイスペックなボーカリストであることは間違いないですね。
ここからは、数あるジグザグの曲の中から、皆さんに聞いて欲しいおすすめの曲を5つ紹介します。
ジグザグのおすすめ曲
①きちゅねのよめいり
②復讐は正義
③Promise
④Drip
⑤忘却の彼方
曲の特徴だけでなく、命様の圧倒的な歌声や多彩な表現を感じ取ってもらうために、命様の歌い方についても触れていきます。
ジグザグのYouTubeチャンネルで公開されているMVも本文中に掲載するので、気になった曲があればぜひ聞いてみてください。
『きちゅねのよめいり』は、禊でも歌われることが多いジグザグの定番曲です。
耳に残るEDM系のポップなサウンドと、「絶対けっこん」「この大きなしっぽも 全部あんたのものさ」といった可愛い歌詞など、1度聴いたらクセになる中毒性の高い曲です。
命様は「狐の嫁入り」をテーマにした歌詞に合わせ、可愛らしいハイトーンボイスで狐のストレートな求婚を表現しています。
ところどころで登場する「コンコン」という掛け声では、参拝者と一緒に手を狐の形にして歌います。
歌詞も振り付けも覚えやすく、皆で歌って踊って盛り上がれるのが楽しいダンスナンバーです。
『復讐は正義』は、ヴィジュアル系バンドらしいアップテンポの激しいサウンドと、命様の重厚感のあるデスボイスが魅力の曲です。
この曲の1番の注目ポイントは「命様の歌声の使い分け」です。
低音から高音への切り替えから激しいデスボイスまでキレイに歌いこなす、命様の歌唱力の高さを存分に感じられる曲となっています。
掲載したライブ映像では、歌いながら超高速でギターを演奏する命様の姿を見ることができます。
命様のハイスペックさを感じられる、「これぞジグザグ!」と言える曲です。
『Promise』は、爽やかなメロディーと命様の透き通るような歌声が印象的な曲です。
『きちゅねのよめいり』と並ぶ、ジグザグの定番曲として知られています。
イントロは少し不穏な感じで始まりますが、サビに入ると命様の伸びやかで美しい歌声が響き渡ります。
命様の歌声は楽器隊が奏でるキレイなメロディーとの相性も良く、思わず聞きほれてしまうほどです。
「また逢える こと願い 一晩中 泣き合おう」といった歌詞には、参拝者への感謝のメッセージが込められているようで、聞けば聞くほど心に沁みる1曲です。
『Drip』は、疾走感のあるメロディーと命様の突き抜けるようなハイトーンボイスが特徴の曲です。
この曲は命様の歌声の変化が大きく、キレイな高音やがなり、ロングトーンのシャウトなど聴きどころがたくさんあります。
ラスサビ前ではとんでもない低音で歌うので、命様の音域の広さや表現力に圧倒されるばかりです。
自分もこんな風に歌ってみたいな…と思うところではありますが、『Drip』は命様が歌うからこそ輝く曲なんですよね。
『忘却の彼方』は、重厚なバンドサウンドとダークな世界観が魅力の曲です。
楽器隊が奏でる迫力のある重低音と、命様の魂が込められた力強いシャウトが響き渡ります。
この曲の命様はキレイな声というよりも、怒りや苦しみを表現した”がなり声”で歌っています。
全体的にシーンとした静けさのある曲調は、今まで紹介したアップテンポで激しい曲とは違うカッコよさがあります。
修道服を着た命様が地上に降臨して歌う、ダークな世界観を表現したMVも必見です。
ジグザグは2024年11月~12月にホールツアー『全国開闢禊 -天ト地-』をスタートし、全国各地で12公演にわたる禊を行いました。
12月24日のツアーファイナル公演は、ジグザグでは初となる横浜アリーナで開催。
この日はクリスマスイブであったため、MCでは命様が「今日はデートだぜ!」と参拝者に呼びかけました。
2時間半にわたり21曲を披露した横浜アリーナ公演は、現在ライブレポートとセットリストが公開されています。
禊で披露した21曲はApple Music、Spotifyのプレイリストから視聴できるので、こちらも要チェックです。
今回は、今大注目のヴィジュアル系バンド『-真天地開闢集団-ジグザグ』のボーカル・命様を中心に紹介しました。
一目見たら忘れられないビジュアルからは想像できない、様々な声を使い分ける高い歌唱力と「可愛いもの好き」という意外な一面に「ギャップ萌え」する人は多いはずです。
本記事を読んでジグザグのことが気になった!という方は、ぜひ禊で命様の洗礼を受けてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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