Technicsが発売したカセットデッキ『RS-AZ7』を大阪府岸和田市よりお譲りいただきました。
良盤ディスクのご利用ありがとうございました。
本機はTechnicsとしては中級機なのですが、他社には見られない非常に特徴的なヘッド技術を導入して開発された1台でした。
そんなRS-AZ7の特徴と魅力について、ご紹介します。
1995年に発売されたTechnicsのRS-AZ7の最大の特徴は、再生ヘッドとして搭載された新開発のアモルファス-Zヘッドにありました。
このヘッドは、従来のコイル方式とは全く異なるMR素子(磁気抵抗変換素子)を用いた世界で初のアナログ用薄膜ヘッドを採用しておりました。これにより低域と広域の音を劇的に向上させました。
実際に聴いてみると確かに低音の響きが増しているようにも感じられるんですよね。
また「バーチャル・バッテリー・オペレーション回路」を採用したことでバッテリー駆動に匹敵する音質が得られ、大幅なノイズ低減を実現しています。
個人的にはノイズ問題はカセットメディアと切っても切り離せない問題と感じていましたので、発売当時は画期的だったことを覚えています。
更にノイズリダクションとして、ドルビーB、Cが搭載されています。それに加え高域特性を改善するドルビーHX-PROも採用されているため低音から高音までくっきりした音を聴かせてくれます。
このようにRS-AZ7は優れたヘッド技術によって高域まですっきりと伸びた広いレンジの音を実現し、当時は脱入門者用の高性能デッキとして注目も集めていました。
今回お譲りいただいた製品は状態もよく、アモルファス-Zヘッドの特性を再認識することができ、いちオーディオファンとして感動いたしました。
ちなみに、操作部については余計な装飾は一切無く、質実剛健な一台と感じる方も多いのではないかと思います。そんなカセットデッキをお探しの方にはぜひともおすすめしたい1台です。
今後も今回お譲りいただいたような名機たちに出会えるかと思うと、ワクワクが止まりません。
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