買取金額 | 合計 22,000円 ※買取金額は中古相場や在庫の状況、お品物の状態等により変動いたします。 |
アイテム | 『ドラゴンクエストⅢ』『アフターバーナー』ほかゲーム音楽LP盤アナログレコード11枚 |
カテゴリ | ゲームミュージックレコード/レコード |
1980年代後半、ビデオゲームは格段の進化を遂げるとともに、ゲーム音楽もゲームになくてはならない存在になっていきます。やはり中でも人気ゲームのBGMは、通しの音楽としてはもちろん、可能であれば生音で聴きたいという要望も増えていきました。
そうしたゲーム音楽が映画や人気番組のサウンドトラックと同じようにレコード化され、時には生音のアレンジバージョンが収録されるようになったのがこの時期です。同時にこの頃、各ゲームメーカーのサウンドチームも独自のブランディングを行い、前面に出るようになりました。
今回はお譲りいただきました11枚をメーカーごとにご紹介しましょう。
目次
Toggle1988年6月発売。サイトロンレーベル設立第一弾となるゲーム音楽集です。『ニンジャ・ウォーリアーズ』『レインボーアイランド』『オペレーションウルフ』のオリジナルバージョン(ゲーム内のサンプリング音)に加え、ZUNTATAによる『ニンジャ・ウォーリアーズ』『ダディ・マルク』アレンジバージョン(実機演奏)を収録しています。『ニンジャ・ウォーリアーズ』は横スクロールでスラム街や軍事基地などで敵を倒しながら進むアクションゲーム。軽快で疾走感のある音楽がハマります。
アルファレコードより1986年発売。『アウトラン』『スペース ハリアー』の全ステージの曲と『アレックスキッドのミラクルワールド』を収録。『アウトラン』『スペース ハリアー』は業務用基板からの収録。いずれも当時としては革新的な奥行きのある画面が革新的でした。『アウトラン』は刻々と変化する背景も美しく、走りを競うというよりもドライブを楽しむ感覚が強いゲームでしたね。もっともやはりスコア(タイム)アタックの動画を見るとそんなどころじゃないですが。同作の音楽は実際に車を運転するときにかけてもいいかもしれません。『スペースハリアー』は、その敵メカのモビルスーツそのまんまっぷりばかりが話題になりますが、やはり奥行きのある空間での戦闘は目を見張るものがありました。『アレックスキッド~』は演奏データをPCやシンセサイザーで演奏させて収録しています。
1987年発売。収録タイトル:『ファンタジー・ゾーン』『ハング・オン』『エンデューロレーサー』『カルテット』。やはりハングオンの筐体は思い出深いですね。4輪車を模した大型筐体は次々出回っていたころでしたが、やはり(少々小さくとも)まるまる再現されたオートバイは憧れでした。当時(80年代)はバイクブームでしたし、実車でもそうできない車体を傾けてのコーナリング体験はプレイする楽しみを倍増させました。とはいえ人がプレイする様子はやはりシュールでしたね。
1987年発売。収録タイトル:『アフターバーナー』『スーパーハングオン』『エイリアンシンドローム』『SDI』。
VOL.3発売後、87年末の『アフターバーナー』イベントにおけるサウンドチームのライブをきっかけに、「S.S.T.(セガサウンドチーム)」が発足。今回は含まれておりませんが、1988年からはサイトロンレーベルより『ギャラクシーフォース』などをリリースしていきます。
アルファレコードより1987年発売。収録タイトル:『源平討魔伝』『ザ・リターン・オブ・イシター』『サンダーセプター』『ホッピングマッピー』『ローリングサンダー』。80年代初頭より独自開発音源を使用していたナムコならではの音作りが魅力です。B面の『源平討魔伝』は劇中のセリフも織り込まれ、「びわ法師」のお経(「南無阿弥陀仏」)もしっかり聴くことができます。「ナムコグランドオーケストラ」と呼ばれるようになったのもこの時期です。
アルファレコードより1986年発売。収録タイトル『ツインビー』『けっきょく南極大冒険』『グラディウス(アレンジバージョン)』『ジャイラス』『ロックンロープ』『イーアルカンフー』『グラディウス』『プーヤン』『タイムパイロット』『ツインビー(アレンジバージョン)』。コミカルでポップなサウンドからハードなタイトルまで幅広い音楽性も魅力になっていますね。
アルファレコードより1987年発売。コナミのゲームミュージックアルバム第3弾であると同時に、同社の音楽チーム「矩形波俱楽部」のデビューアルバム。ジャケットでも大きくフィーチャーされています。収録タイトル『恋のホットロック』『謎の壁(アレンジバージョン SPACE ROMANCER)』『火の鳥』『もえろツインビー(アレンジバージョン)』『沙羅曼蛇』『悪魔城ドラキュラ(アレンジバージョン バンパイヤ キラー)』『WEC ル・マン24』『特殊部隊ジャッカル』。
アルファレコードより1988年発売。収録タイトル:『A-JAX』『魔獣の王国』『ライフフォース』『グラディウス2(アレンジバージョン)』『魂斗羅』『F1スピリット(アレンジバージョン)』。ややハード目よりのタイトルが固まったなという印象。意図的なのか偶然か、あるいは第4弾ともなるとそういったニーズが高いということになったのか、ちょっと興味深いですね。
キングレコードより1988年発売。収録タイトル:『グラディウスⅡ』『ラビリンス・ランナー』『悪魔城ドラキュラ』『チェッカーフラグ』。『チェッカーフラグ』BGMの疾走感も楽しいですが、スタート合図のボイスなどもドライブのお供によさそうです。
アルファレコードより1986年発売。収録タイトル:『魔界村』『ソンソン』『1942』『ひげ丸』『闘いの挽歌』『魔界村(アレンジバージョン)』『戦場の狼』『ガン・スモーク』『エグゼドエグゼス』『セクションZ』『戦場の狼(アレンジバージョン)』。オリジナルバージョンには効果音も収録。A面は幅広いジャンルのゲームミュージックですが、B面はバトル系を集めた印象の構成です。
1988年にアポロン音楽工業から発売された、ファミコンソフト『ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…』の2枚組サウンドトラックです。すぎやまこういち作曲によるゲーム音楽を、NHK交響楽団による「オーケストラバージョン」と、ゲーム音源からなる「オリジナルバージョン」を収録した二部構成となっています。ロゴステッカーと全曲譜面つき。
『ドラゴンクエスト』シリーズの音楽は第1作からオーケストラバージョンをリリースしていましたが、本盤はオリコンチャート最高2位を記録。第1作の『組曲「ドラゴンクエスト」』第2作『ドラゴンクエストの世界「ドラゴンクエストII」悪霊の神々』とあわせて1988年レコード大賞の「特別企画賞 新しい子供達の音楽のために」を受賞しています。
本記事を書き始めたときに鳥山明先生の訃報が発表され、文字通り全世界に衝撃を与えました。自分は『Dr.スランプ』世代で、同作を初めて本誌で読んだときに、微細でマニアックなのにファッショナブルなその筆致に度肝を抜かれました。本盤のジャケットに並ぶ各職業のコスチュームデザインも、以後のファンタジー作品に大きな影響を与えていることがわかると思います。名実ともに世界一の才能がこんなに早く旅立つとは思ってもいませんでした。本当に残念です。
ゲーム音楽の黎明期ともいえる80年代の名作音盤でした。トータルで聴けば各社サウンドチームごとの独自性と、逆に影響などの関連性なども見えてくるかもしれません。そしていずれもアナログ盤なのが、ジャケットの迫力だけでも何か頼もしくなってきますね。
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