いつの時代もSONYの新商品はオーディマニアである我々を魅了してきました。その中でも特に興奮を覚える瞬間がある時があります。それが全く新しい規格の商品が発表になった時です。そんな世界に誇る日本企業SONYの歴史は輝かしいものです。日本初のテープレコーダーやトランジスタラジオから始まり、世界初となるビデオテープレコーダーを発売するなど、新企画の発表のたびに我々オーディオマニアを驚かせていたものでした。
その結果や実績はどうあれ、我々は新たな時代の幕開けだと信じて疑わなくなっていたのです。
そんなSONYが世界中に一番センセーショナルな商品を提供したといわれているのが今回ご紹介する「ウォークマン」シリーズです。
一口に”ウォークマン(WALKMAN)”といっても種類が多岐にわたるので、ここでは主に時代を席巻したシリーズを中心に記載していこうと思います。
少し長くなりますが、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
肝心なウォークマンを語る前に”音楽メディア”についてお伝えしておこうと思います。
そもそも今では当たり前の事である、”音楽を好きな時に聞く”という行為は今からおよそ2世紀前にやっと叶ったと言えます。つまり音(音楽や声)を記録(録音)する発明があったからこそ実現したと言えるのです。”音を録音する”という行為はとても簡単に言うと、過去に流れた音(音楽や声)を現代に再び再現できる仕組みがあって実現されます。そしてそれを可能にする装置(機械)の発明があったからこそなし得る事実と言えるでしょう。
そしてその記録する媒体のことを通称”音楽メディア”と言い、のちに続く音声フォーマットが生まれた瞬間であると私は検証いたします。

世界初の音楽メディアと呼ばれているのが皆さんもご存知のレコード盤だと言えます。このレコード盤の元祖は時を遡ること1877年、発明王エジソンが蓄音機を発明したことから端を発します。
かの発明王として有名な「エジソン」が発明した「蓄音機」は、皆さん歴史の教科書などでご存知かと思います。この時のエジソンの発明は、薄い金属箔を取り付けたシリンダーをハンドルやギアを使って回転させ、角笛のような部分から音を吹き込んで”録音”するものでした。振動が針を動かし、金属箔に音を物理的に記録(書き込み)したものでこれが皆さんが教科書などで知った「録音の始まり」と言われているのです。
しかし実際のところ、我々がよく知る”ドーナツ盤のレコード”といわれる丸い形状ではなく、エジソンのそれは実は筒状だったのです。この事は意外と知られていない事実であります。今に繋がるレコード盤の基礎を発明したのは他の人の発明だったのでした。

それから時を経てからは、音楽の再生の装置はもっぱらレコードであったといえます。様々な技術の革新により再生装置が徐々に小型化していったレコードではありますが、一般的には持ち運べるほどの大きさではありませんでした。それもそのはずで、そもそもレコードメディアの大きさには小型化の限界があったからなのです。しかも一般的にはレコードには音楽を録音する機能は備わっていませんでした。
時は経て1970年代のはじめ遂に小型化の新メディアが生まれました、それが今回のテーマであるウォークマンのスタートである音楽メディア「カセットテープ」です。この新規格の登場により、人々は自分で好きな音楽を簡単に再生・録音ができるようになりました。しかも持ち運びに適したサイズの実現も達成していました。もちろんそれまでも音声用のテープ装置はありましたが、レコード同様これまた大掛かりな装置により、とても持ち運べるまでの大きさにはなってはいなかったのです。その後この小型で軽量なカセットテープが爆発的に普及していきました。
このコンパクトなカセットテープの登場により、人々は多少装置は大きいがリビング以外でも音楽を持ち出して楽しめる機会を手に入れました。
しかも今まで放送中しか聞けなかったラジオの内容を手軽に録音し後にも残すことができたのです。
録音された音楽を聞くだけでなく、自分で簡単にレコードなどからの録音も編集もできるようになりました。つまりミックステープ時代が幕開けでもあったのです。
広くパーソナルになったこのカセットテープ装置はアメリカなど若者文化を中心に、大音量で音楽を再生できるデバイスとして70年代半ばに人気を集めるまでに至り、瞬く間に世界に広がっていくことになりました。
時は流れ1970年代後半にはついにカセットテープはレコードの売り上げを上回り始めました。カセットテープ時代の幕開けです。そしてSONYがカセットテープを使った新しい試みを1979年から始め、それがこれから紹介する初代ウォークマンと言われる『TPSーL2』です。

この『TPS-L2』のエモーショナルな点は以下の通り。
・スピーカーと録音機能を不採用
・ヘッドホンでのみ音楽を楽しめる
・音を聴かせる対象が完全に個人(パーソナル)になった
・ヘッドホン端子が2人分用意
・ポケットにも入りいつでもどこでも音楽を楽しめる
・バッテリー付きで電池交換すれば何時間でも使用可能
元々は業務用機材「プレスマン」の部品を使い企画を練り直して発売されたものでしたが、上記の機能が若者を中心に瞬く間に日本で大ヒット、その後世界中でも広がりを見せるのでした。結果としてこの機種はトータル400万台もの販売実績を残しているのです。
なお実はこの時我々が良く知るウォークマンの名前では発売されてはいないのです。(画像はウォークマンを名乗り始めた後期型)
『TPS-L2』はポータブルオーディオの祖として人々の心に永遠に残り続けているのは事実です。
後々語られるCDやMD、メモリーオーディオの機器の原点にして完成されていました。
ここからは各メディアの名器達をご紹介したいと思います。
多くは私が所有している機種達なので使用感のある画像なのはお許しください。

解説:シリーズ最初のモデルです。事前に発売した法人向けモデル「プレスマン」の部品を流用した構造となっています。
今となってはシンプルなボディに多彩な機能を集約しています。例えばボリュームが左右別だったり、ヘッドホン端子が2つあったりと今の基準では考えつかない装備が付いていました。
また、ホットラインボタンという面白い機能がついているのも特徴です。オレンジのボタンを押すと、テープの音量が下がり、マイクで周囲の音を拾ってくれます。これはカップルがお互いの会話をヘッドホンで拾い会話ができるという機能でした。今考えるととってもおしゃれな機能だと思います。

解説:ボディサイズを小さくしだした頃の意欲作です。本体だけだったらカセットテープサイズを実現していました。テープの動きや残量を一眼で確認できる窓も大きくデザインされていました。

解説:もっともっと小さくするためガム電池が採用(本体の外側)されました。ここからウォークマンにはガム電池が主流になります。

解説:さらに小さくするためにガム電池を本体側に内蔵し、小型化を実現しました。

解説:200台限定のウォークマン10周年記念モデルです。WM-701Cをベースに銀メッキ仕上げで高級感を演出していますね。

解説:ウォークマン15周年記念モデルです。クロームメッキ仕様の限定バージョンも登場しました。

解説:ウォークマン15周年記念モデルです。Bluetoothのはしりとも言えるワイヤレスリモコン&ヘッドホン採用しています。

解説:省電力&薄型のハイグレードウォークマンです。連続再生時間は驚異の96時間でした。

解説:ドルビーCを搭載した通称プロフェッショナルウォークマンです。

解説:ダイレクトドライブシリーズの最高峰と言われます。回転が安定し常に良い音を提供するのです。

解説:歴代のFシリーズはチューナーを内蔵しているモデルになります。AM/FMラジオだけではなくTVチューナーがついているモデルも多数でした。

解説:アクティブユーザー向けシリーズになります。開閉機構にパッキンを設け防水仕様にしてあり、加えてこのモデルはソーラーパネルで充電可能です。

解説:CMはお猿のチョロ松が演じていました。ドルビーCを採用しています。

解説:本体のフタが透明で中のカセットが見える仕様です。デザイン性抜群でしたね。

解説:通称ビーンズウォークマンです。奇抜なデザイン重視の変わり種シリーズと言われています。
実はカセットテープのサウンドはCDよりも良いと言われています。これは結構聞く評価でして実際聴き比べてみるとわかりますが、CDに比べ音が全体的にクリアで繊細に聞こえるのです。
その秘密はとてもここでは説明しきれないぐらいの内容ですが、大きな要因はデジタルとアナログの特徴があらわれています。デジタル音源(CD)は人間の耳には聞こえない高周波&低周波の箇所を取り除いて収録されています。要はデータ節約のため不要な部分を排除しているのです。
一方レコードやカセットメディアはアナログ方式に録音されています。音域には関係なく音源の全てを聴く事ができるのです。
人間は耳に聴こえない周波数の音も、”音”として認識しているようです。それが、音本来のなまなましさや迫力となって、とても聴きやすい音として感じるそうです。
生の楽器の音を目の前で聴くか、YouTubeで聴くかぐらいの違いでしょうか。
SONYはカセットのウォークマンの成功に飽き足らず次の新音楽フォーマットを登場させました。それが今でも新品がリリースされているコンパクト・ディスク(CD)です。
ことの始まりは1979年、コンパクト・ディスク、いわゆるCDがフィリップスとソニーの会議から生まれたときです。小さくて薄く、約74分の音楽を持ち運びできるのも魅力でした。CDはそのコンパクトさと音質の良さから徐々に普及し始めていました。ついに1988年にはレコードを、1991年にはカセットテープを抜いていきます。CDの販売ピークは2000年、世界中で約25億枚のCDが売れました。
この数字からSONYがメディアの世代交代に成功したことは明らかです。
そんなCDを普及させたコンパクトCDプレーヤーに僭越ながら記していきましょう。

解説:世界初のポータブルCDプレーヤーです。

解説:初めてディスクマンの冠をつけたモデルになります。

解説:この頃バリエーション豊かなディスクマンが次々に誕生しだしました。

解説:8センチシングルCDサイズのコンパクトディスクマンです。

解説:1bitのDAC(デジアナコンバーター)を搭載しています。原信号に対して忠実な音の再現が可能です。

解説:マルチビットDACを搭載しています。ポータブルであっても音質に拘るモデルが誕生しました。

解説:音飛び防止機能ESPを搭載しています。ホールドシャッターが特徴的でした。

解説:低温を引き立たせるBassBoost機能を搭載し、アナログアンプも採用されましたね。

解説:ディスクマンの最上位機種です。機能や音質も当時の水準を凌駕していました。

解説:カーディスクマンです。初の自動車用用CDプレーヤーで車両取付用のアームが付属しています。

解説:最後のディスクマンです。デザインはホームベースのようですね。

解説:15周年記念モデルです。側面からCDを入れるスライドインディスクを採用していました。

解説:業界最長の連続再生80時間を達成したモデルです。デザインもSONYらしい奇抜なものでした。

解説:「ATRAC CD MP3」規格の再生に対応しています。デジタル・オーディオへの移行期間の商品です。

解説:CDウォークマン最後の商品です。ACアダプターが付属され、はじめから家での使用を想定されていました。
近年レコードに販売本数が抜かれて衰退しかかっていたCDですが、日本ではまだまだ人気のメディアです。多くの歌手やミュージシャンは録音した音源をCDにプレスするのは、何と言っても価格の安さが魅力です。なお現在発売されているレコードの多くは決まってCDよりも高価であり、その差額も年々上がっています。
レコードがそうであるように、CDのジャケットは見ていて楽しいし、何よりも集める喜びも味わえます。自分のCDラックに同じ大きさのCDをシリーズごとに並ばせる、コレクターではなくても見ていて気持ちが良いものがあります。
SONYという企業は独自の規格を開発または普及させる能力に長けていると感じます。特に既存の商品を小型化する時にその能力を発揮してきたと私は思っています。
具体的に言えば、VHSからベータマックスに。LDからCDVIDEOやDVDに、そしてUMDビデオなどがそれでした。
上記の規格が実際にヒットしたかどうかの判断は皆様に委ねます。
そしてこの章ではコンパクト化の象徴ことMD(ミニ・ディスク)についてご紹介したいと思います。
MDはカセットテープの代替えメディアであり、劣化せず音質が良い事に加え、録音が容易にでき、かつ曲の並び順などの編集も可能だということが特徴です。
そんな理想の記憶メディアである、MD用のウォークマン機種をいくつか見てみましょう。

解説:初代MDウォークマンです。再生はもちろん録音もできます。

解説:ジョグダイヤルを採用し、テキスト入力が早くなりました。

解説:ガム型の充電式電池を採用し小型化を計ったモデルです。

解説:軽くて頑丈なボディを実現するために、ボディ全体にマグネシウムダイキャストを使用しています。

解説:LIP-10リチウムイオン充電池を初採用し、より小型化したモデルです。

解説:ソニー創業50周年記念モデルです。

解説:ウォークマン20周年記念モデルです。リモコンは独特な形のスマート・スティック・コントローラーを初採用しました。

解説:アウトドアでも映えるアクティブデザインを採用しました。

解説:SONY初のMDLP対応モデル。再生時間が4倍になりました。

解説:発売当時世界最小&世界最軽量&世界最長の連続再生時間です。

解説:デジタルアンプと4種類の音場が選べるバーチャルホンテクノロジー・アコースティックエンジンを搭載しました。

解説:MD10周年記念モデルです。6バンドイコライザ搭載しています。

解説:録再型ポータブルHi-MDです。
MDに録音できる機材があれば試してもらいたいのですがMDにテキスト入力が出来ることです。アルバム名やアーティストはもちろん。トラック単位で文字を入力できるのです。機種にもよりますが、アルファベットだけではなく日本語カタカナでも入力出来ました。
これはレコードやカセットはもちろん、CDでも出来なかったことです。(その後CD TEXTで実現)懐かしの曲もさることながら、入力した情報なんかも当時を振り返るきっかけになります。
また、録音時間の選択ができるMDLPの登場はMDメディアの長所でした。例えばロングモード(LP)での録音をすると単純に74分の倍の時間(LP2)、または4倍の時間(LP4)で録音することが出来ました。
iPodなどメモリーオーディオ時代が到来しMD終焉の兆しが来ていた時期、我々のようなMDキッズたちの間ではMDの中の音楽をどうやって救い出すのかが命題だったように記憶しています。今まで録音しまくっていた曲資源を失わないため必死でした。なぜなら音源であるCDやレコード、カセットなどは既に手元に無いのだから必死にもなります。
そんな時に流行ったのがHi-MDの機能の一部でした。Hi-MDの最大の利点は古いMDの中にある、懐かしのサウンドコレクションとかを、パソコンに転送できるという点だったように思います。
作業は簡単で、Hi-MD対応の機器に付属するパソコンとのリンク用ケーブルと付属ソフトの「Sonic Stage」を使うことによって、それは実現できました。青春の一部であった音楽達をサルベージした時の喜びは大きかったです。
またこの時救った音源の数々は現代に至ってもPCのライブラリにいることをお伝えてしておきます。
MP3が人気となり、インターネットユーザーは初めて、無料で音楽をダウンロードし、共有できるようになりました。
デジタル時代は2001年11月、アップルのCEOスティーブ・ジョブズが最初の音楽プレーヤーを発表したときにさらに進展しました。それがiPodの登場です。iPodは399ドル、直感的な簡単操作で使いやすいと言われ、しかも1000曲を持ち運ぶことができました。
ここに今に続くデジタルメディアの時代に入っていったといえます。
SONYもこの流れに遅れないように、ウォークマンをデジタル化しようとします。
前項のMDをデジタルメディアとして開発するも商業的に失敗してしまいました。
SONYのデジタルオーディオのスタートは独自の記憶媒体(メモリースティック)用からスタートしました。この規格はSONYユーザーなら一般的ではあるが馴染みがありませんでした。
それでもSONYは様々な商品をリリースしてきました。
以下から結果はどうあれ魅力溢れるデジタル・オーディオ・プレーヤーのラインナップを紹介します。

解説:マジックゲートに対応したメモリースティックウォークマンです。128MBのメモリースティック付属しています。それがキーホルダーにもなるお茶目な奴。

解説:20GBハードディスク内蔵ネットワークウォークマンです。約30時間の連続再生が可能で、データを衝撃から守るGセンサー(重力加速度センサー)機構と耐衝撃ダンパーを搭載しています。一見するとモバイルルーターな感じが逆に新鮮です。

解説:フラッシュメモリー採用の小型モデルです。デザインはストップウォッチのような円盤型でした。
これが音楽プレーヤーだと気づく人とはすぐに友達になれると思います。

解説:まるで香水の瓶のようなデザインは一時iPod shuffleを凌ぐほどの人気がありました。女性にも大変人気で、発売当時電車でEシリーズを操作していた女性を多く見たことがあります。

解説:HDD採用の大容量モデルです。アップルのiPodとは違ったコンセプトで登場したが勝負にはなりませんでした。
しかしながら電車で操作していると、注目を浴びているのが分かったほど注目を浴びた記憶があります。

解説:ワンセグチューナーや動画再生、ノイズキャンセラーなど多機能なモデル。コストのかかっているボディも魅力でしょう。
ワンセグのアンテナを伸ばしたときは注目を浴びた記憶が・・・。

解説:SONY製メモリーウォークマンの主力モデルです。シンプルなボディに多機能を詰め込んでいました。
すっぽり手のひらに収まるコンパクトさは今でもしっくりくると思うほどです。

解説:Bluetoothヘッドホン対応になり、デジタルノイズキャンセリング機能と相まって良い音を提供してくれます。
平べったいボディはとてもとっつきやすい形で、操作感もすぐに慣れるほど洗礼されていました。

解説:カナル型イヤフォン一体型モデルである「ウェアラブル ウォークマン」ランニングでもしっかりフィットします。
実際にランニングはしなくともいつか!と思わせるほど耳にぴったりなイヤホン形状です。

解説:Android 4.0搭載機種です。タッチパネル採用でスマートフォンライクであり、今でも現役なベストサウンドな機種といえるでしょう。
操作感もタッチ方式でまるでスマホ感覚です。

現在のラインナップはこちらのカタログを見ていただければ一目瞭然です。表紙は漫画「おやすみプンプン」などで有名な浅野 いにおさんです。
相変わらずラインナップは豊富にあるし、徹底的に音を良くする技術、ハイレゾ音源を楽しめるモデルなど千差万別です。お近くの家電屋などで無料で配布しているので貰いに行ってみるのも良いかもしれません。
全盛期のポータブルオーディオコーナーを知っているものとしては現代の売り場は寂しい限り。
AppleのiPodTouchが生産中止になった今、SONYウォークマンの売り場は逆に貴重といえます。
ここでは実際に各メディアごとに使い方のレクチャーをしていこうと思います。
色々なタイプがあるから使い方がよくわからないと思ってらっしゃる方に向け記載しました。
覚えてしまえばなんてことないので、ぜひご一読の上試してみてください。
ただし、手元にあったウォークマンを中心に解説したので、全てのシリーズに実用できるとは限らないのでご了承ください。

まずは音源が入ったカセットテープのA面もしくは「Side A」または「Side 1」と印刷しある面を手前にしてください。


向かって左側に黒色のテープ部分が集まっている、右側には黒いテープ面が無いことと、記録面を見て透明なテープを見えることを確認しましょう。
このカセットテープの状態で再生をすると、1曲目から始まります。


それではカセットテープメディアをウォークマン本体に挿入してみます。
本体の蓋を開けるとテープを読み込む機構であるヘッド部分が見えますので、このヘッド部分とメディアのテープが同一方向になるようにしましょう。
この時もしメディアが逆ですと、蓋が閉まりませんので無理に挿入しないでください。
正しい方向でメディアを挿入できたら本体の(またはリモコン)再生ボタンを押し、再生スタートです♪
なおリモコンはいくつか種類はありますが、ウォークマンの場合多くは使い回しが効くケースが多いです。
どうしても同モデルのリモコンが見つからい場合でもすべての機能は使えませんが再生・停止・音量調整ぐらいは行えます。
中古ショップなどでSONYのマークがついているリモコンがあったら購入してみるのもいいかもしれません。

バッテリーは、本体収納式や電池ボックス、ガム電池などがあります。乾電池の多くは単三電池ですが稀に単四電池もございます。
電池ボックスは電池を入れ、本体に取り付けます。聞いている途中でもバッテリー交換は容易に行なえます。
ガム電池は専用のバッテリー充電器が必要です。種類としてはニッカドを使ったものから、ニッケルまでバリエーションはあります。
ガム電池ならびに専用充電器は今でしたらAmazon様でも手に入れることは可能です。
☆Amazon様のサイトで「N H -14WM互換」や「NICJOY製 多機能充電器」と入れ検索してみてください。


音飛び機能であるESPやG-PROTECTIONをON、低音の強調をするDBBもONにします。
音飛び機能は内蔵チップにどれだけ記憶できるか?が大きなメリットでした。年々記憶できる容量が増え実質的に音飛びしなくなりました。


カセットテープ同様メディアを挿入する方向があります。右上にあるMDマークの下にあるシャッターが向かって右にある事が大切です。
本体蓋を開けゆっくりとメディアを挿入してください。この時決して無理に押し込んだりしないでください。

ディスクは最後までしっかり入れ蓋を閉じます。
この時多くのウォークマンは「カシャッ」と音がします。
本体を見ていなくとも閉まったかどうかの判断は音で判断できました。


録音モデルではアルバムや曲のテキストを入力することができます。
ただし初期のモデルはまるでテンキーのようなボタンで操作は独特でした。
後期モデルになるとSONY独自のジョグダイヤルで直感的に入力ができるようになり、録音モードの選択(LP:ロングプレイ)も備わってました。
また、録音モデルにはシンクロ録音ボタンがあり、外部の音源(カセットやレコード)を取り込む際、スムーズに録音できるようになっていました。
MDウォークマンの特徴としては小型化が上げられると思います。特にMDは各社がしのぎを削っていました。
これはメディアが元々小さいのに加え、再生機構のメイン基板を小さく取れたこともコンパクト化を推進した結果だと思います。
音場選択やイコライザーなどサウンド調整の選択はもっぱらリモコンで操作します。ボディが小さいモデルは場所が無いのです。
なお、音飛び防止機能は元々MDはCDに比べ音飛びしづらい機構なので進化はしていない印象でした。


デジタルオーディオの多くは連携ソフトが必要です。これはアップルのiPodにおけるはiTunesと同じです。ソニーはいくつかのアプリが存在します。
録音の音質は音源のビットレートで決まります。このあたりはデジタルな話なので割愛致します。
曲のタイトル付けは勝手に行ってくれますので便利です。もちろんジャケット画像も自動で貼り付けてくれます。その他機能ではYOUTUBEや動画ファイル再生。ラジオやワンセグ視聴、WEB閲覧などほぼほぼスマートフォンと同じ機能を持っている機種は多いです。
サウンドでいうと、ハイレゾ再生やノイズキャンセル機能が搭載されているのは驚きですね。


ウォークマンの多くは動作品ですとショーケースに入っているものが多いです。たまにジャンクコーナーにもありますので足を運んでください。
メリット:実物に触れて調べられる/テストコーナーで試すことが出来ます。近年はショーケースに入っていることが多いので、気軽に店員さんに聞いてみましょう。
デメリット:価格が高い場合が多い。
★ショップで購入する際に必ず見るべき箇所が有ります。それは電池を入れる蓋部分です。
以下に特徴的な損傷の例を載せておきます。この画像は私が実際に購入したものですが、中にはとっても綺麗なものも販売していたりします。ぜひ購入をする前には必ず見るようにしましょう。

上の画像はガム電池が劣化していて液漏れを起こしているウォークマンです。こうなるとバッテリー端子や基板へのダメージが大きく、作動しないケースが殆んどです。こういった本体の購入は控えたほうが良いと思います。
また、回転する部分のベルトやギア(歯車)が劣化状態の物も多いです。
この場合当然作動はしませんので注意が必要です。見分け方としては回転する機構を手で回してみるのが早いかもしれません。あまりにも手応えがないものや、硬くて回らないものなどは手を出すべきではないですね。
次にネットやオークションでの購入についても考えてみました。
近年ではネットでの購入が多いと思います。
実際に手に取れない分説明欄の記載内容はとても重要です。オーバーホール品などをうたっている出品者も多いので、商品説明はしっかりと読みましょう。
メリット:探すのが簡単/掘り出し物が見つかる
デメリット:情報不足により故障品との見分けがつかない/配送時に壊れることもある
上記の点が上げられると思います。すでに40年以上経過した機械もあるので動くほうが珍しいとは思います。
壊れていても修理できるという方は既に実行されていることでしょう。
発売からもう何十年も経過しているウォークマンはメーカーでの修理終了しているケースが殆んどです。
修理するにも部品が無いということも多々ありますので注意が必要です。
ただ、秋葉原の電材屋さんに行けば多くの部品を販売しています。
例えばカセットテープなどのベルトは今でも1本単位で販売をしています。
電子工作が好きな方はぜひ足を運んでみるのも良いかもしれません。
ポータブルオーディオプレイヤーについて考えれば考えるほど、私の人生にいつも寄り添っていた存在だということに気がつきました。
学生時代、図書館で勉強中の時や、部活の試合前の集中の時間など、いつも私のそばにはウォークマンがありました。
社会人になってからの通勤の時間や、休憩時間などもいつもポケットにはウォークマンがあったことに気がついたのです。
現代ではウォークマンの代わりはスマートフォンがになっており、音楽専用の再生機器を持つ必要がなくなってきています。
それでも私はウォークマンが有る生活になれてしまっているので今でも音楽はウォークマンで聴いています。
昭和レトロブームで古いオーディオ機器は軒並み値上がりしています。ウォークマンも一部の機種は定価以上の価格にまで上がっています。
手が届かなくなる前にお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか?