中森明菜の衣装の歴史をたどる!~抜群のセルフプロデュースに注目~

十戒
このエントリーをはてなブックマークに追加

1982年に『スローモーション』でデビューし、『十戒』『北ウイング』『飾りじゃないのよ涙は』などたくさんの名曲を残した中森明菜。
低めのハスキーボイスを活かした歌声や強い女性をイメージした曲など、どこかミステリアスな雰囲気が魅力です。

そんな中森明菜と切っても切り離せないトピックが「衣装」です。
中森明菜は、80年代アイドルの「清楚でかわいい」イメージとは真逆の「大人びたクール」なイメージを、衣装によって作り上げたと言えます。

この記事では中森明菜の衣装へのこだわりや、曲ごとの衣装について語っていきたいと思います。

「中森明菜がどんな衣装を着ていたのか知りたい!」「衣装にまつわるエピソードに興味がある!」という方は満足できる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

中森明菜が見せた衣装へのこだわり4選

中森明菜

中森明菜は「カッコよさ」「女性らしさ」が際立つ、シンプルかつオシャレな衣装が多いです。
80年代のアイドルが着ていた「ミニ丈のふんわりしたドレス」「ピンクや水色などの明るい色の衣装」とは真逆の、「スラっとしたラインのドレス」「黒や金などの暗い色の衣装」を着ていました。

そんな中森明菜はデビュー初期の頃から衣装やヘアメイク、振り付けに携わり、細かいところまでこだわり抜いて曲を作り上げていました。
特にこだわっていたのは「衣装」であり、当時のスタッフは「衣装への考え方はハッキリしていた」と語っています。

中森明菜は衣装に対してどんな考えを持っていたのか。当時のエピソードからみる「衣装へのこだわり」について紹介していきます。

衣装や髪型を自分でプロデュース

中森明菜02

中森明菜は「セルフプロデュース」に長けていることで知られています。
曲の世界観やステージでの見せ方をとても大切にしていて、曲の衣装制作の際には自分のアイデアを積極的に提案していました。

歌番組で着ていた肩や鎖骨を露出したドレス、パンツスタイルのスーツなどの印象的な衣装のほとんどが、自身のアイデアによるものと言われています。

DESIRE-情熱-

中森明菜のアイデアを反映した衣装の1つに、1986年にリリースされた『DESIRE ‐情熱‐』があります。
衣装選びの時に中森明菜は「この曲は着物で歌いたい」と提案し、それを聞いたスタッフは動揺したそうです。

そこから着物をアレンジした衣装+黒髪のぱっつんボブというコーディネートが生まれ、『DESIRE』はオリコン1位を連続で記録、日本レコード大賞を受賞するほどの大ヒット曲へと成長しました。

曲のイメージに合わせた衣装の変更

中森明菜06

中森明菜は、曲のイメージに合わせて衣装やヘアメイクを変えていました。

例えば、『十戒』は黒のドレスを身にまとったシックな出で立ちですが、『飾りじゃないのよ涙は』ではつなぎにジャケットを合わせたメンズライクな装いとなっています。
曲の世界観を表現するために、衣装をかなり重視していたことが伺えますね。

さらに、1曲のために衣装の組み合わせを複数揃えていたことも。

1988年にリリースされた21枚目のシングル『TATTOOタトゥー』では、タイトな赤のボディコンドレス、光沢のある黒いドレス、ひまわり柄のワンピースなど何十種類もの衣装があります。
衣装に合わせて靴やアクセサリーも変えていて、同じ曲でも全く違う姿を見せていました。

そのほどんどをセルフプロデュースしていたと考えると、中森明菜が優れたファッションセンスを存分に発揮していたことが分かりますね。

可愛い衣装はあまり着たくなかった

中森明菜04

中森明菜は、80年代アイドルの定番だった「可愛い衣装」に対して疑問を抱いていました。
ピンクや白のドレス、ふんわりとしたシルエットのワンピースよりも、黒のロングドレスやカジュアルなジャケットなどのシックでオシャレな衣装を求めたそうです。

当時の「正統派アイドル」の代表であった松田聖子と比べると、その違いがよく分かります。

髪をふんわりさせた『聖子ちゃんカット』に白とピンクのワンピースを合わせ、「可愛らしさ」を全面に出している松田聖子に対して、中森明菜はロングヘアーに黒一色のドレスで「大人っぽさ」を演出しています。

全く違う路線で売っていた2人は「正反対のアイドル」として比較されることが多く、80年代の「2大アイドル」として人気を二分していました。

中森明菜05

当時のステージ衣装はスタッフが決めるのが基本でしたが、中森明菜は用意した衣装に納得できず、時には反発することも。
スタッフが選んだ衣装と自分のイメージがあまりにも違っていると、取材を断ることもあったのです。

衣装のデザインに対してはとにかくストイックで、スタイリストやデザイナーは「中森明菜が納得するものを作ろう」と何度も何度もパターンを変えて作り直していたそうです。

大人たちの言う通りにせず「着たいものを着る」という、中森明菜のこだわりの強さが分かるエピソードですね。

ファッションに対する哲学

中森明菜03

中森明菜が衣装に対してかなりのこだわりを見せていた理由は、彼女なりの「ファッションに対する考え方」があるからです。

中森明菜は「自分にしか似合わないものを見出すのがファッション」という持論を展開していました。
他のアイドルが着ている衣装に対しては「どれもこれも同じ」「皆が着ているものを着てもファッションでも何でもない」と述べ、自分が着る衣装は「自分だけの世界のもの」と捉えています。

DESIRE-情熱-03

先ほど紹介した『DESIRE ‐情熱‐』のような変わったデザインの衣装を着る時も「皆が反対しているから逆にこれで行く!」と、他の誰でもない「自分の考え」を信じていました。

中森明菜が「アイドルの衣装は可愛いもの」という常識を覆したのは、自分の考えを隠すことなくハッキリ伝えていたからです。

中森明菜の衣装5選~『DESIRE』などヒット曲を中心に~

ここからは『十戒』『DESIRE -情熱-』などのヒット曲を中心に、中森明菜が歌番組で着ていた衣装を紹介していきます。

YouTubeで公開されている当時の映像も本文中に掲載するので、気になった衣装があればぜひチェックしてみてください。

中森明菜の代表的な衣装

①スローモーション(1982年)
②十戒(1984年)
③飾りじゃないのよ涙は(1985年)
④DESIRE -情熱-(1986年)
⑤TANGO NOIR(1987年)

①スローモーション(1982年)

『スローモーション』は、1982年5月1日にリリースされた中森明菜のデビューシングルです。
バラード調の落ち着いたメロディーに、中森明菜の優しい歌声が響き渡ります。

スローモーション02

デビューしたばかりの中森明菜は、花柄のワンピースや水色のセーラー服といった可愛らしい衣装が中心でした。
『DESIRE -情熱-』『十戒』などの有名な曲とは全く違う清楚な衣装で、当時16歳だった中森明菜の「可愛さ」を全面に押し出しています。

ちなみに、中森明菜はデビューする前に『スローモーション』を私服で歌ったことがあります。
歌番組『ヤンヤン歌うスタジオ』への出演が急遽決まり、この時はまだ衣装ができていなかったので、私服の赤いトレーナーで歌ったそうです。

中森明菜も番組内で「まだ衣装作ってもらってないんです」と語っています。
私服のトレーナーも、トップアイドルの中森明菜が着ているとなぜかオシャレに見えますね。

②十戒(1984年)

『十戒』は、1984年7月25日にリリースされた中森明菜の9枚目のシングルです。
豪快なギターサウンドが響くメロディーと、「愚図ねカッコつけてるだけで」「限界なんだわ 坊やイライラするわ」といった男性に対してのイライラを表現した歌詞が印象的な曲です。

十戒02

『十戒』の衣装は、スカート部分にボリュームがある黒のドレスです。
ドレスだけでなく、レースのグローブとヒール付きのショートブーツもすべて黒で統一されています。

シンプルな黒のドレスは、歌詞や振り付けとも相まって、中森明菜の「カッコよさ」を存分に引き出していますね。

③飾りじゃないのよ涙は(1985年)

『飾りじゃないのよ涙は』は、1984年11月14日にリリースされた中森明菜の10枚目のシングルです。
作詞・作曲を井上陽水が手掛けたこの曲は、中森明菜が「アイドルからアーティストへの転機となった作品」と言われています。

中森明菜は『飾りじゃないのよ涙は』では、黄緑のつなぎに黒のジャケットを羽織っていました。
光沢のあるジャケットとキラキラ輝くアクセサリーが、曲のスタイリッシュさを表しているようです。

④DESIRE -情熱-(1986年)

『DESIRE -情熱-』は、1986年2月3日にリリースされた中森明菜の14枚目のシングルです。
「Get up Get up」「まっさかさまに堕ちて desire」の歌詞でおなじみの曲であり、現在も歌番組でカバーされることが多い名曲です。

DESIRE-情熱-02

中森明菜が『DESIRE』で着ていた衣装は、自身のプロデュースによるものと言われています。
着物をアレンジした衣装に黒のブーツ、重めの黒髪ボブという斬新なコーディネートが話題となり、曲・衣装共に高い人気を集めました。

今見ても「カッコいい!」と言える『DESIRE』の衣装は、中森明菜の優れたファッションセンスから生まれたのです。

今でも愛される『DESIRE』の衣装

『DESIRE』の衣装はファンだけでなく、中森明菜を「憧れの存在」と語る芸能人からの人気も高いです。
最近では女優の藤原紀香さんが、『DESIRE』の衣装を「完全再現」したことで話題になりました。

藤原さんは中森明菜のファンであることを公表していて、今回の衣装についても「明菜さんへのリスペクトの念が原動力」と語っています。

この衣装を制作したのは、『DESIRE』の衣装を担当したデザイナー・紫藤尚世(しとう ひさよ)さんです。
藤原さんは紫藤さんに衣装制作を依頼したところ、「37年前より進化している衣装を作ります!」という言葉をいただいてからスタートしたと明かしています。

斬新なファッションで注目を集めた『DESIRE』の衣装は、あれから30年以上経った今でも色褪せない魅力を誇っています。

ちなみに、『DESIRE』のコスプレ衣装は通販サイトで購入することができます。
Amazonで販売が行われているので、気になった方は下のボタンをクリックしてみてください。

⑤TANGO NOIR(1987年)

TANGO NOIRタンゴ・ノアール』は、1987年2月4日にリリースされた中森明菜の17枚目のシングルです。
ロック調のメロディーと、「美しい悪魔に 魅入られて 愛して」「命を燃やして踊れば Tango Tango」などの情熱的な恋愛を表現した歌詞が特徴です。

TANGO NOIR

『TANGO NOIR』の衣装は、スカート部分に大きな黒のフリルがついた赤のミニドレスです。
ドレスにはスパンコールがたくさん使われていて、踊る度にキラキラと輝きます。

豪華な衣装を着て歌う姿はどこを切り取っても美しく、中森明菜の「大人の魅力」に思わず引き込まれてしまいますね。

中森明菜の最新情報~現在の活動は?~

1982年のデビューからヒット曲を連発し、圧倒的な歌唱力と唯一無二の世界観で多くの人々を魅了した中森明菜。

80年代にブレイクを果たした後も音楽活動を続けていましたが、2017年の年末に開催されたディナーショーを最後に活動を休止。表舞台から姿を消してしまいます。
それ以降は音沙汰がなく、復活の兆しはあるのか・今どんな状況なのかが全く分かりませんでした。

しかし、現在は「復帰に向けて少しずつ動いている」とのことで、長い間動きを待っていたファンからの期待が高まっています。
音楽活動の再開が注目されている、中森明菜の現在について紹介していきます。

2022年に再始動を宣言

中森明菜はデビュー40周年となる2022年にXのアカウントを開設し、再始動することを発表。
同時に個人事務所『HZ VILLAGE』と、新しい公式サイトを設立したことをXで報告しました。

初めてのポスト(投稿)では、ファンに向けたメッセージと、直筆のサインが書かれた画像を公開。
「ゆっくり歩き出していきたい」という、活動再開に向けての意気込みを明かしました。

長い間活動を休止していた中森明菜からの突然の発表に、SNS上では「おかえりなさい!」「待ってました!」など、続報を待ちわびていたファンからの声が多く上がりました。

YouTubeチャンネルを開設

中森明菜が「再始動」を宣言してから1年後、復帰に向けての新しい動きを見せます。
2023年12月に、自身のXで公式YouTubeチャンネルを開設したことを発表しました。

さらに、YouTubeチャンネルの開設と同時に、1984年にリリースされた『北ウイング』のレコーディング映像を公開。
当時と変わらない伸びのあるキレイな歌声を披露しています。

この動画で注目したいのは、中森明菜の「現在の姿」です。
動画ではレコーディング中の様子だけでなく、スタッフとの打ち合わせやカメラに向けて笑顔を見せる様子が映っています。

SNS上には「また歌う姿が見れて嬉しい」「何一つ変わってなくて感動した」という喜びの声が溢れ、動画は700万回再生(2025年1月時点)を記録するほどの大きな反響を呼びました。

中森明菜のYouTubeチャンネルには、その後も『TATTOO』『スローモーション』など、自身の曲をカバーした動画が公開されています。

復活に向けて少しずつ動きを見せている中森明菜。
あの頃のようにステージで堂々と歌う彼女の姿を見れる日は来るのか。これからの活躍が楽しみです!


最後までご覧いただきありがとうございました。

良盤ディスクでは、中森明菜をはじめとした昭和スター・アイドルグッズの買取を行っております!
昭和アイドルと青春を共にしたスタッフが、お客様の大切なお品物を1点1点丁寧に査定いたします。

写真を送るだけのLINE査定も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください!
お客様からのご依頼をお待ちしております!

このエントリーをはてなブックマークに追加
整理を考えている昭和スター・アイドルグッズはございませんか?
昭和スター・昭和アイドルグッズ買取 良盤ディスク

「引っ越しや掃除で出てきた」「増えすぎてしまった」「他グッズ購入の資金にしたい」などなど…
さまざまな理由によって手放すことを検討されている方は、ぜひ良盤ディスクにご相談ください。
減額0円の事前見積り保証で安心・納得の上お売りいただけます。

タグ
関連記事